仁川アジア大会
第17回アジア競技大会(2014/仁川)
射撃競技は、銃器の発達に伴い、15〜16世紀のヨーロッパを中心に広まった競技です。
1896年の第1回アテネオリンピックから採用の歴史ある競技で、参加国数は陸上競技に次ぐ多さです。
射撃競技には、ライフル射撃競技とクレー射撃競技の2競技があり、ライフル競技の中には一般的なライフル銃を使用するライフル種目と、ピストルを使用するピストル種目があります。
▶ライフル射撃競技
ライフル銃またはピストルを使用し、固定された標的に対して射撃し、その得点を競うスポーツです。使用する銃の種類(ライフル銃、ピストル)、構える姿勢や弾の数ごとに種目が別けられています。他のスポーツに比べて肉体的な負荷が軽い分、高い精神力が必要となるスポーツであり、集中力をいかに高められるかが勝負の分かれ目になります。
▶クレー射撃競技
もともとヨーロッパの貴族が鳩を放して標的にしていたものを、鳩の替わりに素焼きの皿(クレー)を標的にして競技化したものが、クレー射撃です。直径約11センチのクレーを飛ばし、散弾銃で狙い撃ち、スコアを競います。
トラップ、スキート、ダブルトラップ、ランニングターゲットといった種目に分かれ争われます。
アジア競技大会で行われる射撃競技は下記の通りです。
<種目>44
▶男子20(個人・団体)
【ライフル】
・ライフル3姿勢
・ライフル伏射
・エアライフル
・50㍍ピストル
・ラピッドファイアピストル
・センターファイアピストル
・スタンダードピストル
・エアピストル
【クレー】
・トラップ
・スキート
・ダブルトラップ
・ランニングターゲット
・ランニングターゲット・ミックスラン
▶女子18(個人・団体)
【ライフル】
・ライフル3姿勢
・ライフル伏射
・エアライフル
・25㍍ピストル
・エアピストル
【クレー】
・トラップ
・スキート
・ダブルトラップ
・ランニングターゲット
<競技の進み方>
【ライフル】
①男子50㍍ピストル、女子25㍍ピストル、男子ライフル伏射、男女エアライフル、男女エアピストル、男女ライフル3姿勢は予選、決勝を同日に実施。男子ラピッドファイアピストルは予選を2日間で行い、2日目に決勝も実施
②男子センターファイアピストル、男子スタンダードピストル、女子ライフル伏射は決勝のみ
【クレー】
①男子ダブルトラップ、女子トラップ、同スキート=予選、決勝を同日に実施。
②男子トラップ、同スキートは予選を2日間で行い、2日目に決勝も実施
③男子ランニングターゲット・ミックスラン、女子ダブルトラップ、男女ランニングターゲットは決勝のみ
【団体】
1チーム3人で、それぞれ個人成績の合計得点で争う
※参加チーム数の増減などで競技の進み方が変わることがあります
参照リンク:
(公社)日本ライフル射撃協会
http://www.riflesports.jp/