仁川アジア大会
第17回アジア競技大会(2014/仁川)
ホッケーは、ボールとスティックを使う競技として最も古いスポーツです。ホッケーの原形と思われる、曲ったスティックと丸い物を使って遊んでいる様子がエジプトの遺跡にも描かれています。また、コロンブスが新大陸を発見する何世紀も前に、南米のアズテック・インディアンが、ホッケーをしていたという証拠も残されています。
現在のホッケーが、近代五輪の競技として登場したのは、1908年第4回ロンドン大会で、女子の競技は1980年第22回モスクワ大会からとなります。1976年第21回モントリオール大会から、ホッケーは人工芝の競技場で行われるようになり、競技の際には散水を行いウォーターベースの人工芝をつくり出します。これによりボールのスピードも上がり、よりスピーディーで、スリリングなゲームが展開され、尚且つ安全に競技が出来るようになっています。
日本の国内リーグなど、一般的なホッケーの試合は1チーム11人、35分ハーフで行われます。ハーフタイムは散水をするため5分以上10分以内と決められています。決められた時間内で得点を多くとったチームが勝者。同点の場合は延長戦を行い、得点が入った時点で試合終了のゴールデンゴール方式がとられます。それでも決着がつかない場合は、SO (シュートアウト) 戦が行われ、5名ずつのシューターによって争われます。GKはゴールから、シューターは23mライン中央から、アンパイアのホイッスルで、シューターのドリブルから始まり、8秒間で得点を争う。多くの得点を挙げたチームが勝者となります。
ただし、今大会のホッケー競技の試合形式は、各15分の4クオーター制を採用しています。これは2016年リオ五輪(予選を含む)で採用される方式でもあります。
今大会でのホッケー競技の進み方は、以下の通りです。
<競技の進み方>
【男子】=参加12チームの場合
①2組に分かれて総当りの1次リーグを行い、各組2位までが準決勝進出。
②各組3位以下は順位決定戦へ
③準決勝の敗者は3位決定戦へ
【女子】=参加10チームの場合
①2組に分かれて総当りの1次リーグを行い、各組2位までが準決勝進出。
②各組3位以下は順位決定戦へ
③準決勝の敗者は3位決定戦へ
リーグ戦の勝ち点は、勝ち3、引き分け1、負け0
※参加チーム数の増減などで競技の進み方が変わることがあります
参照リンク:
(公社)日本ホッケー協会
http://www.hockey.or.jp/