仁川アジア大会
第17回アジア競技大会(2014/仁川)
ラグビーは、正式にはラグビーフットボール (Rugby football) と呼ばれます。2つのチームに分かれて行われ、楕円形(回転楕円体)のボールを奪い合って相手陣内のインゴールまで運ぶ、あるいはH型のゴール上部に蹴り入れて得点を競うスポーツです。
イングランド発祥の競技ですが、ヨーロッパだけでなく、オセアニアおよび南アフリカ、アルゼンチンなどでも人気の競技で、とりわけ英連邦諸国内ではサッカーやクリケットと並ぶ人気スポーツです。
現在、ラグビー競技は大きく分けて、15人制と7人制の2つの競技が存在します。
アジア競技大会では、1998年第13回バンコク大会から採用され、当初は15人制と7人制が実施されていましたが、2006年第15回ドーハ大会から7人制ラグビーに一本化されました。
この7人制ラグビー(セブンズ)は、2016年リオデジャネイロ五輪での男女制式採用が決定しており、注目度も大いに高まっています。
セブンズは国際ラグビー評議会(IRB)によって公認され、15人制のゲームと同じサイズのグラウンドと実質的に同じ規則によって試合が行われます。したがって、15人で守るところを7人で守らなくてはならないので、15人制に比べフィジカルの強さよりも最後まで走り続けられる持久力とランニングスキルが要求される競技です。7人の選手のポジションは、フォワード(FW)3人、バックス(BK)4人で形成され、スクラムの際は、1列になった3人ずつのプレーヤーで形成されます。通常の15人制ラグビーの試合は80分(40分ハーフ)なのに対し、セブンズは試合時間が通常14分(7分ハーフ、1分間のハーフタイム)で行われ、シンビン(反則による一時的退場)は2分間。トーナメントの決勝戦は10分ハーフで行われるのが通例です。
参照リンク:
(公財)日本ラグビーフットボール協会
http://sevens.rugby-japan.jp/
<競技の進み方>
①男女とも組に分かれて総当りの1次リーグを行い、準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝と進む
②準々決勝敗者は5〜8位決定予備戦の後、各順位決定戦を行う
③準決勝敗者は3位決定戦へ
④試合は7分ハーフ。決勝は10分ハーフ。準々決勝以上はサドンデスの延長(5分ハーフ)がある
⑤1次リーグの勝ち点は、勝ち4、引き分け2、負け0。同勝ち点の場合は①当該対戦②総得点③総トライ数などで決める
※参加チーム数の増減などで競技方法が変わるケースもあります