仁川アジア大会
第17回アジア競技大会(2014/仁川)
体操競技は、技の難しさ、ダイナミックさ、美しさを競う評定競技です。
アジア競技大会での体操競技は、1974年の第7回テヘラン大会から男女とも正式競技として実施されています。
実施競技種目は当時から、男子がゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目。女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目があります。これに加え、男子6種目、女子4種目の合計点で競う個人総合、チームで競い合う団体総合があり、男女合わせて全14種目で競われます。
1996年のアトランタ五輪を最後に規定演技が廃止され、現在は自由演技だけで競技されています。
五輪の体操競技に女子が参加したのは、エキジビションではありますが1928年のアムステルダム大会からです。
今大会の体操競技では、中国の後塵を拝してきた日本の巻き返しがどこまでなるかに注目が集まります。
中国は1974年第7回テヘラン大会で体操が実施競技に採用されて以降、団体10連覇中、個人総合は1974年こそ日本の堀出一夫が制したものの以降9連覇中。前回の地元広州大会にいたっては、種目別の跳馬以外全ての種目で金メダルを獲得する圧倒的な強さを誇っています。しかし日本代表も近年10代の若手が台頭し、リオ五輪を狙う若い世代が大いにしのぎを削っています。体操ニッポンの完全復活へ。アジア王者の座を奪い獲り、リオ五輪へとつなげたいところです。
アジア競技大会での競技の進み方は以下の通りです。
<競技の進み方>
①団体総合は1チーム最大6人のうち5人が演技、各種目上位4人の得点を合計して順位を決める。
個人総合、種目別の予選を兼ねる
②個人総合決勝には男女とも予選の上位24人(1カ国・地域2人まで)が出場
③種目別決勝には予選の各種目上位8人(1カ国・地域2人まで)が出場
※参加チーム数の増減などで競技の進み方が変わることがあります。