仁川アジア大会
第17回アジア競技大会(2014/仁川)
アーチェリーとは、弓で矢を射ち、標的上の得点を競い合う競技です。日本国内では「洋弓」と呼び、「和弓」と区別されます。
様々な競技形態があるアーチェリーですが、日本では主に「ターゲット」、「フィールド」、「インドア」の3競技が行われており、いずれの競技も2年に1回、世界選手権が開催されます。
アジア競技大会や五輪で行われるのは「ターゲット」競技です。
屋外の平坦なグラウンドで、4つの距離(男子:90、70、50、30m。女子:70、60、50、30m)をそれぞれ36射、合計144射するのがアウトドアターゲットアーチェリーで、一般的に省略してターゲットと言われています。
90、70、60mを長距離といい、標的の直径は122cm。50、30mを短距離といい、こちらの標的は直径80cmです。使用する弓の種類により「リカーブ」と「コンパウンド」の2競技があり、それぞれ個人戦と団体戦が行われます。
【リカーブ個人】
・予選ラウンドを行い、上位64人(1ケ国・地域2人まで)が決勝トーナメントに進出。
・トーナメントはセットシステムで行われ、1回戦から3回戦は6射の3セット、準々決勝から決勝は3射の5セットで各セットごとに獲得した勝ち点の合計で勝負を決定します。
・勝ち点は勝ち2、分け2、負け0。全セット終了時に同勝ち点の時は1射のシュートオフを行います。勝者は1ポイントを獲得し、合計得点にも加えられます。
【リカーブ団体】
・予選ラウンドで1チーム3人の合計得点(4320点満点)により、上位16チームがトーナメントに進出。
・トーナメントは3人の合計得点(24射=240点満点)で争われ、同点の場合はシュートオフを行い、準決勝の敗者が3位決定戦を行います。
【コンパウンド個人】
コンパウンドの予選ラウンドは男女とも50メートルで72射。リカーブと同じで64人がトーナメントに進みます。トーナメントは15射(150点満点)
【コンパウンド団体】
予選ラウンドで1チーム3人の合計得点(2160点満点)により、上位16チームがトーナメント進出。
参照リンク:
(公社)全日本アーチェリー連盟
http://www.archery.or.jp/