ロンドン2012
概要・説明
(1)ラウンド
・1ラウンド3分間で3ラウンド競技する。
・ラウンド間のインターバルは1分間である。
(2)競技用リング
ロープの一辺の長さが6.1mの正方形とする。リングのロープは4本とする。床は1.3cm〜1.9cmの厚さのフエルト、ゴム或いは同程度の柔軟性を持つ許可された材質のもので覆い、その上にキャンバス布を張る。
(3)服装と用具
競技者は、スパイクや踵のない靴を履き、ソックス、膝を越えない長さのトランクス、旨と背を覆うランニングシャツを着用する。(赤か青のコーナー色を着用)
ヘッドガード(赤か青のコーナー色を着用)、ガムシールド、ファウルカップは必ず装着する事。
バンテージは主催連盟が支給する。グローブは片手10オンス(284g、赤か青のコーナー色を着用)の重さのもので、AIBAの公認を受けたメーカーである事。
(4)セコンド
セコンドは2名でリングのエプロンに上がれるが、インターバルはリング内に入れるのは1名である。
ラウンド中は競技者への忠告、援助、激励などを与えることはできない。これに違反した時は警告を受け或いは資格を剥脱される事もある。
(5)審判員
競技は1名のレフリーと5人のジャッジで行う。レフリーはリング内で競技を管理し、採点はしない。ジャッジはリングサイド間近で観衆から離れたところで採点する。
(6)採点法
[1]得点打
電子採点装置を使用する。各ジャッジはコンピューターのボタンを押して正確なヒット(採点打)を入力する。得点となるヒットは、グローブのナックルパート部分で、ブロックやガードされずにベルトラインから上の、身体の前面及び側面に直接当った、腰の回転の伴ったパンチがヒットである。ノックダウンについては、特別な加点はしない。
[2]AIBAの採点機
2011年3月から新スコアリングシステムにより、効果的なシステムを義務的に使用することが決まる。ラウンド中に赤・青コーナー、両者の正確なヒットがシミラー(近似値)か、トリムミーン(平均)で選ばれ、競技毎ラウンド後に、そのラウンドのポイント結果が、自動的に公表される。
3ラウンド終了時に正確なヒットの総計により勝者が決定される。両者が同点のときはジャッジ5人のスコアで最も多く得点した競技者が勝者となる。得点が同点のときは、ジャッジが勝ったと思うボクサーのボタンを押すように依頼され、5人のジャッジの過半数で決定される。