ロンドン2012
概要・説明
カヌースプリント(CSP)種目説明
CSPは、カヤック(Kayak 略K)とカヌー(カナディアン)(Canoe 略C)部門に分けられる。カヤック(K)部門は、漕者が艇の進行方向に向かって坐り、両端にブレード(水かき)のついたパドル(櫂)を左右交互に漕ぎながら艇を前に進める。カヌー(C)部門では、漕者が艇の進行方向に向かって立膝の姿勢をとり、片方にブレードのついたパドルで左右どちらか片方のみを漕ぎながら艇を前に進める。
種目
・男子カヤック1人乗り(K1) 1000m
・男子カヤック1人乗り(K1) 200m
・男子カヤック2人乗り(K2) 1000m
・男子カヤック2人乗り(K2) 200m
・男子カヤック4人乗り(K4) 1000m
・男子カヌー(カナディアン)1人乗り(C1) 1000m
・男子カヌー(カナディアン)1人乗り(C1) 200m
・男子カヌー(カナディアン)2人乗り(C2) 1000m
・女子カヤック1人乗り(WK1) 500m
・女子カヤック1人乗り(WK1) 200m
・女子カヤック2人乗り(WK2) 500m
・女子カヤック4人乗り(WK4) 500m
競技方法
レーン(コース)は、幅9メートルで1レーンから8レーンまであり、各艇はフライング防止のための自動発艇装置(スターティングブロック)に艇の先端を入れて横一線に並ぶ。「Ready Set Go 」というスターターの発声に続き、スタートを合図する電子音やピストルの音で一斉にスタートする。ゴールラインに艇の先端が早く着いた艇から、1位、2位の順となる。国際カヌー連盟(ICF)の競技規則に示された勝ち上がり方式“Division System”による予選・準決勝が行われ、決勝へは8艇が進む。
漕者が「Ready Set Go」の合図の間、前にパドルを動かした場合、「フォルススタート(False Start)(フライング)を宣告され、同じ漕者が2度フライングすると失格となる。競技中は、幅9mのレーン(コース)の中央を漕がねばならず、レーンからはみ出したり、レーンの中央から永く離れると失格となる。なお、レーンを示す浮標(ブイ)は12.5mおきに設置されており、ゴール手前の100mは全てのブイが赤色で示される。レース中転覆した場合や艇やパドルが壊れてゴールできない場合も失格となり、また、艇の重さがレース後の検査(検艇)で規定の重さに達してしない場合も失格となる。なお、2人乗りや4人乗りの競技の場合、クルーのメンバーが全員乗った状態でゴールしなければゴールと認められない。