ロンドン2012
概要・説明
スラロームレーシング(CSL)種目説明
スプリントと同じく、カヤック(Kayak 略K)部門とカヌー(カナディアン)(canoe 略 C)部門に分かれる。カヤック(K)部門は、漕者が艇の進行方向に向かって長座の姿勢で座り、両端にブレード(水かき)のついたパドル(櫂)を左右交互に漕ぎながら艇を前に進める。カヌー(C)部門では、漕者が艇の進行方向に向かって正座のような姿勢をとり、片方にブレードのついたパドルで左右を漕ぎながら前に進む。
種目
男子カヤック1人乗り(K1)
男子カヌー(カナディアン)1人乗り(C1)
男子カヌー(カナディアン)2人乗り(C2)
女子カヤック1人乗り(WK1)
競技方法
全長およそ250〜400mのコースに設けられた18〜25個のゲート(旗門)をゲート番号順に通過しながらゴールまでのタイムを競う。ゲートの設定は大会ごとに任命されたコースデザイナーが毎回デザインするため、同じ競技会場であっても大会が異なればコースの難易度や特徴も変わってくる。設定されるゲートの中には、下流から上流に向かって通過する「アップストリームゲート」が必ず6〜7個含まれる。それ以外のゲートは上流から下流に向かって通過する「ダウンストリームゲート」である。ゲートを通過できなかった場合は1ゲートにつき50点、ゲートに接触した場合は同様に2点のペナルティポイントが課せられ、ゴールタイムにそれぞれ50秒、2秒が加算される。決められた方向以外に通過した場合も“不通過”とされる。
競技は、選手が一人ずつスタートするタイムトライアル方式である。まず予選で各選手2本ずつタイムトライアルを行い、どちらかの良い方(ポイントの少ない方)が成績となる。準決勝・決勝は1本のみの成績となる。準決勝上位10名のみが決勝へと進み、決勝の1本で最終順位が決まる。