ロンドン2012
概要・説明
(7)その他の判決
[1]レフリーストップコンテスト(RSC)勝ち
(a)実力に格段の差があるか競技続行が不適切なとき、実力差ありとして競技をストップする。レフリーが一方の選手が実力的に格段に劣っていると判断し、又過度にパンチを受けていると判断したときに競技を中止しなければならない。そして他方の選手を勝ちとする。
(b)負傷によるRSC
選手が正当な打撃もしくは身体の動きにより負傷し、レフリーがその選手の競技続行が適切でないと判断したとき、又はその他の身体上の理由から競技続行ができないと判断したときは、競技を中止し、他方の選手をレフリーストップ・インジャリー勝ちとする。但し、トーナメント戦の決勝に限り、1Rまでは前記と同じ扱いであるが、2R以降の負傷については、それまでのポイントの優勢な選手の勝ちとなる。
[2]棄権勝
選手が負傷により、もしくはセコンドがリング内にタオルを投げる事により、選手の棄権を申出る場合、又は選手がインターバル後直ちにボクシング対戦の体勢を取る事ができない場合は、相手選手は棄権勝ちとなる。
[3]失格勝ち
もし一方の選手が失格とされたときは、相手選手は失格勝となる。
[4]ノックアウト勝ち
もし一方選手がダウンし、対戦体勢を取れない状況で、10までカウントされるか、ダメージが大きく試合続行不能とレフリーが判断したときに試合を終了させ、相手選手はノックアウト勝となる。
[5]不戦勝
一方選手がボクシングの装備をして待機しているのに、相手選手がアナウンスされ且つゴングがならされて1分間過ぎても現れないときは、不戦勝とする。
(8)注意と警告
選手がレフリーの指示に従わないとき、ボクシングルールに反対する行為をしたとき、又はスポーツマンらしくない振る舞いがあったときは、レフリーの判断で注意或いは警告或いは失格とする事ができる。
同じ種類の反則について、3回目の注意が与えられたときは必然的に警告となる。一度警告を与えられたときは、同じ種類の違反に対しては注意を与える事ができない。選手は、競技につき警告は3回が限度であり、3回目の警告は自動的に失格となる。