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北京2008


見どころ

日本選手紹介

女子 (8月18日出場)

上田 藍(ウエダ・アイ)
・シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター所属
・1983年10月26日生  京都府出身 京都市立洛北高等学校卒
・2008年アジア選手権広州大会 優勝(出場枠獲得)
・北京オリンピック出場ランキング23位
※スイムで出遅れるものの、バイクとランでの追い上げには定評がある。トップと1分30秒以内にバイクに移り勝機を見いだしたい。

井出 樹里(イデ・ジュリ)
・トーシンパートナーズ・チームケンズ所属
・1983年6月9日生 東京都出身 東京都玉川大学卒
・2008年アジア選手権広州大会3位、2008年世界選手権バンクーバー大会11位
・北京オリンピック出場ランキング25位(出場枠獲得)
※スイムを上位であがり、バイクで先頭について行ければ、切れ味鋭いランで上位を狙う力は十二分である。

庭田 清美(ニワタ・キヨミ)
・アシックス・ザバス所属
・1970年12月10日 茨城県出身 龍ヶ崎第二高校卒
・2008年アジア選手権広州大会2位
・北京オリンピック出場ランキング22位(出場枠獲得)
※過去2度のワールドカップ表彰台の実績は集中力の高さを裏付けている。シドニーオリンピック14位、アテネ14位を軸にベスト10入りが期待される。

女子補欠
・崎本智子(日本食研)
・田中敬子(NTT東日本/NTT西日本/スカイタワー58)

男子 (8月19日出場)

山本 良介(ヤマモト・リョウスケ)
・トヨタ車体所属
・1979年5月17日生 京都府出身、向陽台高校卒
・2008年アジア選手権広州大会 優勝(出場枠獲得)
・北京オリンピック出場ランキング58位
※スイム、バイクで先頭集団を狙える実力。ランの持久力も安定度を高めており、上位への一発勝負が期待できる。

田山 寛豪(タヤマ ヒロカツ)
・流通経済大学職員・チームブレイブ所属
・1981年11月12日 茨城県出身 流通経済大学卒
・2008年アジア選手権広州大会4位、2008年世界選手権バンクーバー大会18位
・北京オリンピック出場ランキング28位(出場枠獲得)
※スイムでは世界の競合に引けをとらない。ラン巧者がマークされやすいバイクでも上位を保てれば、スピードあるランで勝負できる実力がある。

男子補欠
・福井英郎(トヨタ車体)
・細田雄一(ウィダー)

コース

    競技距離:51.5km(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)

    会場:北京市・北西(オリンピック村から35km)の昌平区(Changping District)で開催される。

    スイム競技:明十三陵水庫(Shisanling Reservoir)のダム湖に設けられたポンツーンより55人全員横一列で飛び込みスタート。1500mを1周回する。

    バイク競技:ダム湖の側面に設置された、10000人収容の特設スタンド前を起点に、高低差58mの6.66キロを6周回する。平地区間は、特設スタンド前の1.4キロのみで、ゆったりと設置された傾斜のついた特設Uターンで観客前を往復する。残りの5.2キロはハードなアップダウンが続く。ホイールストップ(パンク時の交換場所)は2箇所設置される。

    ラン競技:バイク同様、ダムの側面に設置された10000人収容の特設スタンド前を起点に2.5キロを4周回する。平地区間は、バイクコースと同じ特設スタンド前の1.4キロ。これ以外は1.1キロのアップダウンが続く。エイドステーションは4箇所設置される。

北京オリンピック・トライアスロン競技・日本人選手の見所

シドニー大会では女子14位、男子21位、アテネ大会では女子12位、男子13位と入賞に届かなかったが、2007年6月から2008年6月の1年間のワールドカップで、女子では井出樹里が2位(エイラート大会)、上田藍が4位(トンヨン大会)、庭田清美が4位(キッズビュール大会)、男子では田山寛豪が優勝(エイラート大会)。表彰台もしくは表彰台に絡む成績を挙げており、北京では、8位以内入賞の可能性が高まってきた。さらに、理想的な展開に持ち込めれば、悲願のメダル獲得がみえてくる。

女子はスイム先行型の井出、中盤からオールマイティーな力を発揮する庭田、そしてバイク・ラン追い上げ型の上田と3者3様のレース展開から、入賞さらにメダル獲得を目指す。
男子は、田山が得意のスイムから少人数で逃げ、後続の追い上げ集団からバイク終了時にタイム差を広げることができれば、メダル獲得の可能性がでてくる。
また山本は、バイクの強い選手と集団からエスケープすれば、入賞からメダルがみえてくる。

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