北京2008
見どころ
男子板飛込の寺内健(JSS)が日本飛込史上初のオリンピックメダル獲得を目指す。寺内は日本水泳界初のオリンピック4大会連続出場。15歳で初出場した1996年アトランタ大会では高飛込で10位。2000年シドニー大会では板飛込で8位、高飛込で5位と躍進し、2001年世界選手権(福岡)では板飛込で銅メダルを獲得。表彰台に近づいて臨んだ前回アテネ大会は、板飛込決勝で冷静さを失いミスを連発して8位に沈んだ。その後けがに泣いた時期もあったが、07年3月、世界選手権(メルボルン)板飛込で激戦を演じ、4位に終わったがメダルへ自信を得た。
北京でカギとなる技が「前逆宙返り3回半抱え型」(307C)。得意技の回転数を従来より1回多くし、難易率を3・0から3・5に上げて高得点を狙う。地元中国勢やロシア、カナダの選手らがライバルとなりそうだ。女子高飛込の中川真依(金沢学院大)は初出場。