バンクーバー2010
スケート・フィギュアスケート FIGURE
見どころ
監督 吉岡伸彦
男女各3選手、アイスダンス1組が出場する日本は史上最強の布陣だ。メダル獲得は、1992年アルベールビルオリンピックで銀の伊藤みどりと、前回トリノオリンピックで金の荒川静香だけだが、日本スケート連盟は「複数のメダル獲得」を目標に掲げる。
注目の女子は初代表の浅田真央(中京大学)と2大会連続出場の安藤美姫(トヨタ自動車)が、世界女王の金姸児(韓国)と金メダルを争う。浅田はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、安藤は2連続3回転ジャンプが鍵。世界選手権2位のジョアニー・ロシェット(カナダ)も手ごわい。鈴木明子(邦和スポーツランド)は表彰台を狙える力がある。
男子は初のメダルを目指す。右ひざの大けがから復帰した髙橋大輔(関西大学)は世界が認める表現力、織田信成(関西大学)は抜群の安定感、父も元オリンピック代表の小塚崇彦(トヨタ自動車)はスケート技術が持ち味。前回覇者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が今季競技に復帰し、優勝候補に名乗りを上げた。世界王者のエバン・ライサチェク(米国)ら強豪がそろい、大混戦の様相だ。
欧米勢が強いアイスダンスは、母親が日本人のリード キャサリン マーガレット(モントクレア大学)、リード ロバート クリストファー(アビングトンオンライン高校/大学)組が初出場する。