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バンクーバー2010


バイアスロン BIATHLON

見どころ

競技方法

競技種目は男女とも7種目である。

種目 滑走距離 射撃方法 ペナルティ オリンピック種目
スプリント 男10km(約3.3km×3周)
女7.5km(2.5km×3周)
伏−立
各射撃5発
外した弾1発につき 150m滑走
インディビデュアル 男20km(4km×5周)
女15km(3km×5周)
伏−立−伏−立
各射撃5発
外した弾1発につき1分加算
パシュート 男12.5km(2.5km×5周)
女10km(2km×5周)
伏−伏−立−立
各射撃5発
外した弾1発につき150m滑走
マススタート 男15km (3km×5周)
女12.5km(2.5km×5周)
伏−伏−立−立
各射撃5発
外した弾1発につき 150m滑走
リレー (4名) 男7.5km(2.5km×3周)×4名
女6km(2km×3周)×4名
伏−立
各射撃5発+予備弾3発
外した弾1発につき 150m滑走
ミックス リレー 男女6km(2km×3周)×男2名+女2名 伏−立
各射撃5発+予備弾3発
外した弾1発につき150m滑走 世界選手権大会のみ実施
スーパースプリント
クオリフィケイション
ファイナル
予選 男3.6km(1.2km×3周)
女2.4km(約0.8km×3周)
決勝
男6km(1.2km×5周)
女4km(約0.8km×5周)
(予選)
伏−立
各射撃5発+予備弾3発
(決勝)
伏−伏−立−立
各射撃5発+予備弾3発
ペナルティーが出た時点で失格 ×
規則及び用具

勝敗は、パシュートは着順のママ、インディビデュアルは滑走所要タイム + ペナルティタイムの総合タイム。それ以外の種目は滑走所要タイムで決定する。

滑走法は、フリー走法(主としてスケーティング)である。

射撃は、射距離が50m、標的の黒点部の大きさは伏射が直径45mm、立射は直径115mm、標的5個に対して5発の射撃をする。標的の見かけの大きさは、伸ばした腕に持ったマッチ棒の頭の大きさです。
リレー及びスーパースプリントでは5個の標的に対して、5発+3発の予備弾を使用した射撃が可能です。5発射撃した時点で、非命中の標的があれば予備弾を使い、8発射撃の後、リレー競技の場合残った標的の数だけペナルティーとなり、スーパースプリントは、外した時点で失格となる。

使用する銃は、22口径(5.6mm)スモールボア・ライフルで重量は約3.5〜5kgである

競技規則
国際バイアスロン連合(IBU)の総会で、2010年6月に承認された「競技会・競技規則」が適用される

今大会の見どころ

<今大会の目標、チームの特徴>

目標
男女ともに8位入賞
特徴
参加選手は、男女各1名(井佐英徳、鈴木芙由子)であり、男子は3回目のオリンピック出場に対し、女子は、初出場、競技を始めて3年目の新人選手である。

<日本チームの特徴、有力選手>

特徴
男子33歳競技歴12年目のベテランに対し、女子20歳競技歴3年目の新人が参加
有力選手
オリンピック3回目ベテランの井佐選手
他国の有力選手
ライバル国は、ヨーロッパではドイツ、ロシア、フランス、ノルウェー、アジア圏内では最近特に成長著しい中国が注目される。
個人種目では、男子では、5回目のオリンピック出場となるノルウェー、ビオンダーレン選手、オリンピックにおける金メダルは現在5個獲得。
女子では、昨シーズン世界チャンピオンのスウェーデンのジョンソン選手と同じスウェーデンのベテランオロフソン選手。

その他

過去の大会でのエピソード
2003年ワールドカップイタリア大会パシュート競技において、射撃の好調を維持し13位まで成績を上げることが出来た。

今大会までのエピソード
新人鈴木選手は、今シーズン最初のレース、スプリント競技及びインディビデュアル競技共にノーペナルティーと射撃好調をアピール

国際大会での日本チームの成績
男子:井佐選手、今シーズンWC#3スロベニア大会スプリント競技第10位
女子:鈴木選手、今シーズンWC#1スウェーデン大会インディビデュアル競技19位

競技の見どころ
日本では馴染みの少ない競技であるが、北欧では国技として人気の高い競技である。
特に、スキーの「動」と射撃の「静」という相反する要素の組み合わせと、射撃のペナルティーにより、スキー滑走の順位が入れ替わるところにこの競技の魅力があるといえる。

その他
日本のナショナルチームは、陸上自衛隊冬季戦技教育隊の選手を主力に編成され、年間を通じて海外及び日本の各地で強化合宿を重ねている。
シーズンにはいるとともに北欧合宿、その後、ヨーロッパ各国に遠征し、ワールドカップ、ヨーロッパカップの大会等を転戦している。

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