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トリノ2006


ボブスレー BOBSLEIGH

見どころ

ボブスレーは「氷上のF1レース」とも呼ばれています。流線形をしたシャーシーのそりに乗り、轟音をたてながら延長1,435mの氷の壁を疾走。1924年の第1回シャモニー・モンブラン冬季オリンピックから正式種目になっています。

ソリは前方にハンドル、後方にブレーキを備えており、ソリの下には前と後ろにそれぞれ2本のスチール製エッジ(ランナー)があり、ドライバー(パイロット)が前部のランナーをハンドルで操作しながら滑走します。

2人乗りはパイロットとブレーカーで、4人乗りはこの2人にさらに2人のプッシャー(そりを押す人)を加えたメンバーで競技します。各チームは立っている状態でソリのプッシュバーを握り、スタートラインから50m地点まで一気にそりを押し出します。この区間の所要時間は6秒以内で、チームメンバーが加速のついたソリにすばやく乗り込みます。

自分の力で加速できるのは、この時だけで、その後はどんどん加速していくソリを、パイロットがハンドルでコントロールして滑走。滑走中、パイロット以外は前を見ません。ブレーカーはこの間ひたすら小さくなって空気抵抗ができるだけ少なくなるように努めます。ブレーキは停止用でコースを傷つけるため、途中では使用できません。

ソリは総重量が重たいほど加速がついて有利となるので、そりの重さは2人乗りで選手の体重を含めて最大390kg、女子は340kg、4人乗りは630kgまでとされています。競技は2日間で4回滑走してその合計タイムで順位が決まります。合計タイムの一番速いチームが優勝。タイムは1/100秒まで計測されます。

日本代表選手

日本からは男女とも2人乗りに各1チームが出場。
目標は、男子は悲願の1桁入賞と、女子は10位以内に入ること。滑走順に恵まれれば、かなりの成績が残せるでしょう。男子は清川卓選手(パイロット)、小林竜一選手(ブレーカー)、女子は桧野真奈美選手(パイロット)、長岡千里選手(ブレーカー)の4選手が挑みます。


清川卓選手(パイロット)、小林竜一選手(ブレーカー)組

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