ロンドン2012
見どころ
大本命は北京からの連覇を狙うダルハウザー/ロジャース(アメリカ)。オリンピックランキング2位につけ、今季のFIVBワールドツアーも2大会に優勝。対抗はエマヌエル/アリソン(ブラジル)。今季はまだ1勝だが安定した成績を残してオリンピックランキングも堂々の1位。エマヌエルはアテネで金メダルを獲得している。過去4回のオリンピックでの金メダルは、アメリカが3回、そしてブラジルが1回獲得。オリンピックに強いアメリカのダルハウザー/ロジャースが、男子初の大会2連覇、アメリカ4度目の金メダルを獲得するかに注目が集まる。
両チームに続く表彰台を狙うチームは、アメリカ・ブラジルの2番手チームと、今季1勝しているオランダ、そしてツアーの表彰台に上がっているイタリア、スイス等のヨーロッパ勢。ヨーロッパ開催の04年アテネ大会では、スペインが銀、スイスが銅メダルを獲得しているが、8年ぶりのヨーロッパ開催大会だけに、地の利を活かして表彰台を複数占める可能性もある。
日本代表の朝日健太郎/白鳥勝浩ペアは、北京に続いて2大会連続出場。前回の北京では大舞台での強さを発揮して9位、男子初の入賞まであと一歩だった。北京後一時ペア解消も、ロンドンに照準を絞ってチーム再結成。ともに身長190cmを超えるペアは歴代日本最大。今回も一発勝負のコンチネンタルカップオリンピックアジア大陸予選でエースとして活躍、見事日本代表を優勝に導き、オリンピック出場権を獲得しただけに、大舞台での強さを再び発揮しての初入賞の期待がかかる。