北京2008
概要・説明
競技方法
(1)期間: 2008年8月8日〜8月23日
(2)会場: Worker Indoor Arena
(3)競技の階級と体重:
・ライトフライ級 | 〜 48㎏まで |
・フライ級 | 48㎏超過 〜 51㎏まで |
・バンタム級 | 51㎏超過 〜 54㎏まで |
・フェザー級 | 54㎏超過 〜 57㎏まで |
・ライト級 | 57㎏超過 〜 60㎏まで |
・ライトウエルター級 | 60㎏超過 〜 64㎏まで |
・ウエルター級 | 64㎏超過 〜 69㎏まで |
・ミドル級 | 69㎏超過 〜 75㎏まで |
・ライトヘビー級 | 75㎏超過 〜 81㎏まで |
・ヘビー級 | 81㎏超過 〜 91㎏まで |
・スーパーヘビー級 | 91㎏以上 |
(4)各大陸の参加選手数:
階級 | アフリカ | アジア | ヨーロッパ | アメリカ | オセアニア | 主催国 | 計 |
LF | 6 | 6 | 8 | 6 | 1 | 1 | 28 |
F | 6 | 6 | 8 | 6 | 1 | 1 | 28 |
B | 6 | 6 | 8 | 6 | 1 | 1 | 28 |
Fe | 6 | 6 | 8 | 6 | 1 | 1 | 28 |
L | 6 | 5 | 9 | 6 | 1 | 1 | 28 |
LW | 6 | 5 | 9 | 6 | 1 | 1 | 28 |
W | 6 | 5 | 9 | 6 | 1 | 1 | 28 |
M | 6 | 5 | 9 | 6 | 1 | 1 | 28 |
LH | 6 | 5 | 9 | 6 | 1 | 1 | 28 |
H | 3 | 3 | 7 | 3 | 1 | 0 | 16 |
SH | 3 | 2 | 7 | 3 | 1 | 0 | 16 |
計 | 60 | 53 | 91 | 60 | 11 | 9 | 284 |
(5)資格年齢: 17歳以上34歳まで
競技ルール
(1)ラウンド
・1ランウド2分間で4ラウンド競技する。
・ラウンド間のインターバルは1分間である。
(2)競技用リング
ロープの一辺の長さが6.1mの正方形とする。リングのロープは4本とする。床は1.3cm〜1.9cmの厚さのフエルト、ゴム或いは同程度の柔軟性を持つ許可された材質のもので覆い、その上にキャンバス布を張る。
(3)服装と用具
競技者は、スパイクや踵のない靴を履き、ソックス、膝を越えない長さのトランクス、旨と背を覆うランニングシャツを着用する。
ヘッドガード、ガムシールド、ファウルカップは必ず装着する事。
バンテージは主催連盟が支給する。
グローブは片手10オンス(284g)の重さのもので、ナックルパート(正しい打撃面)は白色で明確に色別されたものである事。
(4)セコンド
セコンドは2名でリングのエプロンに上がれるが、インターバルはリング内に入れるのは1名である。
ラウンド中は競技者への忠告、援助、激励などを与えることはできない。これに違反した時は警告を受け或いは資格を剥脱される事もある。
(5)審判員
競技は1名のレフリーと5人のジャッジで行う。
レフリーはリング内で競技を管理し、採点はしない。ジャッジはリングサイド間近で観衆から離れたところで採点する。
(6)採点法
1. 得点打
電子採点装置を使用する。各ジャッジはコンピューターのボタンを押して正確なヒット(採点打)を入力する。
得点となるヒットは、グローブのナックルパート(色分けされている部分)でブロックやガードされずにベルトラインから上の身体の前面と側面に直接当ったヒットである。ノックダウンについては、特別な加点はしない。
2. AIBAの採点機
競技終了後に最終結果が自動的に算出される。
正確なヒットは、5人中3人以上のジャッジが同時にボタンを押して入力したとき記録される。4ラウンド終了時に正確なヒットの総計により勝者が決定される。両者が同点のときは5人のジャッジのうち最低、最高のスコアを除いた3人のスコアの中で最も多く得点した競技者が勝者となる。これも同点の時は
a.主導権を握ったか或いは優れたスタイルを示した競技者。
これでも互角なときは
b.より巧みな防禦を示し、相手の攻撃をかわした競技者。
(7)その他の判決
1.レフリーストップコンテスト(RSC)勝ち
a.実力に格段の差があるか競技続行が不適切なとき、実力差ありとして競技をストップする。
レフリーが一方の選手が実力的に格段に劣っていると判断し、又過度にパンチを受けていると判断したときに競技を中止しなければならない。そして他方の選手を勝ちとする。
b.負傷によるRSC
選手が正当な打撃もしくは身体の動きにより負傷し、レフリーがその選手の競技続行が適切でないと判断したとき、又はその他の身体上の理由から競技続行ができないと判断したときは、競技を中止し、他方の選手をレフリーストップインジャリー勝とする。
c.RSCアウトスコアド
ジュリーが採点機のコンピューター上、両選手の得点に20ポイントの差が生じたのを見たときは、選手がそれ以上の打撃を受けない様にする為、競技は終了される。但し4ラウンド目のときはこの限りではない。
2. 棄権勝
選手が負傷により、もしくはセコンドがリング内にタオルを投げる事により、選手の棄権を申出る場合、又は選手がインターバル後直ちにボクシング対戦の体勢を取る事ができない場合は、相手選手は棄権勝ちとなる。
3. 失格勝ち
もし一方の選手が失格とされたときは、相手選手は失格勝となる。
4. ノックアウト勝ち
もし一方選手がダウンし、対戦体勢を取れない状況で、10までカウントされるときは、相手選手はノックアウト勝となる。
5. 不戦勝
一方選手がボクシングの装備をして待機しているのに、相手選手がアナウンスされ且つゴングがならされて3分間過ぎても現れないときは、不戦勝とする。
(8)注意と警告
選手がレフリーの指示に従わないとき、ボクシングルールに反対する行為をしたとき、又はスポーツマンらしくない振る舞いがあったときは、レフリーの判断で注意或いは警告或いは失格とする事ができる。
同じ種類の反則について、3回目の注意が与えられたときは必然的に警告となる。
一度警告を与えられたときは、同じ種類の違反に対しては注意を与える事ができない。選手は、競技につき警告は3回が限度であり、3回目の警告は自動的に失格となる。