2009/09/10
国内外から18 名の青年が、
味の素ナショナルトレーニングセンターを視察!
こんにちは!
去る8月19日(水)、味の素ナショナルトレーニングセンター(通称・味トレ)は、国内外から18 名の青年を迎えました。
東京都北区にある味の素ナショナルトレーニングセンター
写真提供:アフロスポーツ
これは、外務省が実施しているグローバル・ユース・エクスチェンジ事業の一環。同事業は国際交流を主な目的とし、世界各国から21世紀を担う若者を招いて、日本の若者と交流しながら、地球規模の問題について討論しようというものです。
今年のメインテーマ「スポーツを通じた国際交流とオリンピックムーブメント(International Sports Exchange and the Olympic Movement)」に沿ったプログラムのひとつとして、今回の味トレ視察が実施されました。
メンバーは19歳から37歳までのスポーツ関係者で構成され、オリンピアン(元オリンピック選手)も参加。
一行はまず、国立スポーツ科学センターの笠原センター長より、この日本初のトップレベル競技者用トレーニング施設である味トレの概要説明を受けた後、大山JOC広報・渉外部長の案内で、地上3階、地下1階からなる屋内トレーニングセンター内を巡りました。
最初に訪れたのは、1階にある柔道場。ここは1004.5畳の広さがあり、正面の壁には、“柔道の父”と呼ばれる嘉納治五郎先生の写真が掲げられています。選手達が、練習前、練習後、この治五郎先生に礼をする様子に、味トレスタッフが、「礼に始まり、礼に終わる」という柔道の精神を紹介。世界に誇る柔道の基本理念「精力善用」「自他共栄」は、この味トレでもしっかりと受け継がれています。
3階にある体操場ではちょうどジュニア達が練習中でした。この体操場には、選手が滑り止めに使う炭酸マグネシウムの飛散を防ぐため、吸引機能がついた台が設置されています。
男子6種目、女子4種目の練習を同時に行える体操場
写真提供:フォート・キシモト
次に訪れた1階の卓球場は、福原愛選手が選んだブルーの壁面で、実際のオリンピックや各国際大会で使用されるものと同様の卓球台10面を設置。
また、それぞれの競技場には、天井や壁面にハイビジョンカメラが設置され、選手や指導者がその場で映像分析を行えるテクニカルルームが併設されており、TEAM JAPANの競技力向上をバックアップしています。
1992年バルセロナオリンピックで金メダルを獲得した時のドン・ヤーピンさん
写真提供:フォート・キシモト
施設見学後、オリンピックの卓球女子金メダリスト、ドン・ヤーピンさん(1992年バルセロナ、1996年アトランタオリンピックの卓球女子シングルス・ダブルスで2大会連続合計4つの金メダルを獲得)に、味トレの感想を伺いました。
「とても素晴らしい施設で、選手にとってとても快適な練習場所を提供できると思います。また身体のケアにも力を入れていますね。医学的、科学的なサポートは、選手の力になります。そうはいっても勝つためにはやはり練習。この施設を充分に活用して、練習に練習を重ねることで、強い選手になることができるでしょう!!」
世界から注目され、今後多くのオリンピック選手が誕生するこの味トレは、夢の舞台の入り口です。ここでの活動の模様は、順次この『TEAM JAPAN Diary』でご紹介していく予定です。
味トレにおける各事業に是非ご注目下さい!