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TEAM JAPAN DIARY

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2010/11/18

広州アジア大会でマルチサポート・ハウスを設置、日本代表選手団を支援

2012年のロンドンオリンピックへのトライアルとして、広州アジア大会での日本代表選手団のサポートを選手村の外で行う拠点「マルチサポート・ハウス」が広州市内のホテルに設置され、多くの選手団が利用しています。このハウスは、日本スポーツ振興センター(NAASH)が文部科学省委託事業『チーム「ニッポン」マルチサポート事業』の一環として設置11月5日から27日の期間中に、トレーニング、マッサージ、和食などによる補食、カウンセリングなど、選手団が最高のパフォーマンスで試合に臨めるよう、多岐にわたるサポートを行います。

 Pkb10y12_0934 くつろぐ選手たち(PHOTO KISHIMOTO)

 Pkb10y12_0984 マルチサポート・ハウスでトレーニングする選手(PHOTO KISHIMOTO) 

 

マルチサポート・ハウスは「日本代表選手団の競技者、コーチ及びスタッフが最終準備に必要なあらゆる環境を選択することができる」ことをコンセプトに設置。選手村の中にはADカードを持つ人しか入れないため、トレーナーや栄養士・医師などが集うことができ整ったサポート環境を、選手村の外に設置することになりました。場所は、選手村から専用シャトルバスで約15分。選手は、各競技場での練習後にマルチサポート・ハウスに立ち寄り、身体のケアや栄養サポート、リラクゼーションなどを受け、選手村に戻ることができます。

 

主なサポートは4つ。

 

(1)コンディショニング/リカバリーサポート

 医学、栄養補給、トレーニング、メンタル、リフレックス、リラックス

 

(2)分析サポート

 映像フィードバック、映像編集、簡易動作分析、結果集積・分析

 

(3)情報戦略サポート

 戦況分析・調査、日本選手団との連携・調整、現地—日本の連携・調整

 

(4)コミュニケーション/ロジスティックサポート

 選手・コーチ・スタッフのミーティング、競技機材の保管、サポート機器の保管

 

日本代表選手団の市原則之団長は、結団式の際に、「国の実施するマルチサポート事業を活用し、ロンドンオリンピックへのトライアルとしてサポート・ハウスが選手村の近くに設置されます。ぜひ有効活用し、ロンドンオリンピックにつなげていただきたい」とあいさつ。陸上競技の村上幸史主将は「やり投げのフォームを確認するなど分析のために活用したい」、バドミントンの潮田玲子旗手も「身体のケアとして利用したい」と話していました。

 

今回の取り組みから、ロンドンオリンピックでのサポートにつながる情報や知識を1つでも多く蓄積し、選手のパフォーマンス向上につなげることが期待されています。

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