2010/07/30
松岡修造さんが「世界で戦うために必要なこと」講演 エリートアカデミー
将来の活躍が期待できるジュニアの競技者として集い、トップレベルのトレーニングに取組んでいるエリートアカデミー生。競技だけでなく、理想とするトップアスリートを目指すには社会性や人間性の成長も欠かせません。そこで競技のトレーニングとは別に行われている育成プログラムのひとつに、月1回行われる「ヴィクトリープログラム」があります。
今年度は「自分の考えを“伝える”」がテーマ。6月は、松岡修造さんを招き、「世界で戦うために必要なこと」と題した講演をしていただきました。
講演会と思いきや、松岡さんは冒頭で「エリートアカデミー生のみなさんは、英会話も習っていると聞いています。今から指名した人に、1分間の英語スピーチをしてもらいましょう」と提案。急に指名されたことで緊張したエリートアカデミー生たちは、せっかくの英語力を発揮できず言葉につまり気味になる場面も。すると松岡さんは、自身が高校時代、海外で練習相手を見つけるために英語でのコミュニケーションを苦しみながらも取組んだエピソードを披露。『I like tennis.』などの簡単な言葉でもいいので、積極的にコミュニケーションを図る姿勢が大切だと説明しました。
また松岡さんは、ケガに苦しんだ時期の心境についても、アドバイスを下さいました。「なんでケガをしちゃったんだと後悔するのではなく、どうやったらケガを抱えながら上を目指すかと切り替えることが大切」と話し、前向きな気持の重要さを話しました。
また「幸せは3つある。何かをしてもらえる幸せ、出来るようになる幸せ、そして人に与える幸せ。スポーツ選手は、この『人に感動を与える幸せ』をできる職業なんです」「どんなに苦しくても笑うことが大切」など、終始、松岡さんらしい熱い口調で語っていただきました。
講演後、エリートアカデミー生らは「点が取れないときに泣いたりイラついたり自分にマイナスになることが多かったのですが、これからは笑うという心がけを試してみたいです」「いま膝をケガしていて、なんで治らないんだとイライラしていましたが、どうしたら治せるかどうしたら怪我をしなくなるかを考えて行動していきたいです」などと話し、松岡さんのアドバイスをさっそく練習に生かそうとしている様子。今後の成長につながる有意義なひとときとなったようです。