2010/06/18
ナショナルコーチアカデミーで、上村春樹JOC選手強化本部長が講義
5月31日に開講した「平成22年度ナショナルコーチアカデミー」で、上村春樹JOC選手強化本部長が「コーチング論」の講義を行いました。
ナショナルコーチアカデミーは、国際競技大会で活躍できる選手を育成・指導する真のエリートコーチやスタッフを養成するのが目的です。今年度は、継続受講者を含め、正規コースに37名、外国籍コースに3名の指導者が参加。毎週3泊4日8週間にわたる講義が行われます。講義は、各専門家による「コーチング論」「マネジメント論」「スポーツ医・科学サポート論」「スポーツ情報戦略」などさまざま。
今年度の講師のトップバッターは、上村JOC選手強化本部長でした。上村本部長は、1988年ソウルオリンピックで柔道の金メダルが1個と成績が振るわず、そこから日本柔道の建て直しを図ったエピソードを紹介。1964年東京オリンピック以降、体力や体格にこだわっていた強化策を見返し、「技」を見直すことで、日本人の特性を生かした柔道を追求したそうです。
さらに、「指導者が選手に伝えたい3つのこと」として、自身の経験から導かれたモットーを伝えました。
ナショナルコーチアカデミーは、6月24日で前半を終了。8月30日から後期が始まり、9月24日の最終日まで、充実した講義と熱いディスカッションが続けられます。