2010/02/16
スピードスケート会場近くに巨大「イヌシュク」誕生
スピードスケートの会場となっている「リッチモンドオーバル」の入り口近くに、コンテナで作られた巨大なシンボル像「イヌシュク」が誕生! 大会ムードを盛り上げています。
イヌシュクは、カナダ極北に住んでいる先住民イヌイットが、石や岩を人間が両腕を伸ばした形のように積み重ねたオブジェ。様々な説がありますが、もとは雪で道に迷わないようにと作られた道しるべだったとか。その後は、山に訪れる人々への歓迎や友情といった意味を持つようになったそうです。ウィスラーの山の頂上にある巨大な石造は、観光名所のひとつ。バンクーバーオリンピックのロゴマークにもなっているので、見覚えのある方もいるのではないでしょうか?
今回登場したのは、コンテナ製のイヌシュク。リッチモンド市が町のPRのために作成したそうです。バンクーバーの隣町であるリッチモンド市は、バンクーバーの港や空港と、ブリティッシュコロンビア州の各地とをつなぐ輸送業で栄えた町。そこで、貨物の輸送に使われる巨大コンテナ9個を積み上げ、高さおよそ15mの巨大イヌシュクを作りました。イヌシュクの片手は会場となるリッチモンドオーバルを、もう片方の手はリッチモンド市庁舎を指して、会場と町を見守ってくれているのだとか。
巨大イヌシュクを道しるべに会場に到着した観客たちは、イヌシュクに歓迎されながら会場に入る長い行列へと並んでいました! (JOC広報チーム)