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TEAM JAPAN DIARY

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2010/02/15

穂積、スピード女子3000mで6位の力走!

スピードスケート女子3000mが14日、バンクーバー近郊の競技場「リッチモンドオーバル」で行われました。日本からは、穂積雅子選手が6位で、同種目では田端真紀選手のソルトレークオリンピック6位以来の入賞を果たす力走! 石澤志穂選手は15位、名取英理選手は21位でした。

Hozumi2優勝したサブリコバ選手といいレースをする穂積選手(提供:アフロスポーツ)

日本人応援団の席は、ちょうどスタート地点の正面。応援席には、スピードスケートの関係者をはじめ多くのファンが駆けつけ、国旗を振りながらスタートを見守ります。カナダの観客が派手なトレーナーやフェイスペイントなどで観戦を楽しむのに対し、日本応援団は、手に汗をにぎりじっと応援する姿が印象的です。

日本の一番手は4組目の名取選手。アウトレーンからのスタートです。同走の選手が好タイムを刻んで行くなか、なんとか食らいついていきますが、最後で伸びなやみ41818でのゴール。今回のオリンピックでは3000mのみ出場の名取選手は、悔しそうな表情を浮かべましたが、それでも滑走後にはリンクの内周を一周し、日本応援団にも笑顔で手を振っていました。

Natori_2名取選手(提供:アフロスポーツ)

次は、14組中7組目に、石澤選手が登場。勢いのあるスタートダッシュを決め、好調な滑りを見せます。同走の選手をグングン引き離し、41562の好タイムでゴール。この時点で2位! 力を出し切り、満足そうに場内を見渡していました。

Isiwzawa石澤選手(提供:アフロスポーツ)

穂積選手は、14組中11組目で登場。最後までスピードの落ちないスタミナが持ち味です。同走は、5000mの世界記録保持者で、09年世界選手権で総合優勝と波に乗っているマルティナ・サブリコバ選手(チェコ)。注目のレースとあって、2人がスタートラインに立つと、会場の空気も一気にピンと張り詰めます。

スタートダッシュはインコースの穂積選手が攻め、先頭に出ます。中盤まで、世界トップクラスのサブリコバ選手を抑えると、日本応援団は興奮で大歓声に包まれます。しかし、さすがサブリコバ選手。中盤から一気にスピードを出し、ワールドレコードに迫る好タイムを刻んでいきます。それに引き離されることなく懸命に付いていく穂積選手。サブリコバ選手は40253の驚異的なタイムでゴールすると、その背中を見つめるように最後まで粘った穂積選手が40736でゴール。この時点で2位につけました。

Hozumi1_2サブリコバ選手の力走をたたえる穂積選手(提供:アフロスポーツ)

残す3組が滑った結果、穂積選手と同走したマルティナ・サブリコバ(チェコ)が、圧倒的なタイムで初の金メダルを獲得しました。穂積選手は、大健闘の6位。優勝したサブリコバ選手との同走は、大きな経験となったことでしょう!

石澤選手と穂積選手は、24日の女子5000mにも出場予定です。さらなる活躍にむけて、私たちも精一杯応援しましょう!(JOC広報チーム)

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