2010/07/27
ロンドンオリンピック・パラリンピックまであと2年、駐日英国大使館でイベント
ロンドンオリンピック・パラリンピック開催まであと2年となった7月27日、駐日英国大使館の大使公邸で「開催2年前記念イベント&交流会」が開かれました。
デイビッド・ウォレン駐日英国大使は「このエキサイティングなイベントを世界の人々と分かち合うとともに、これからの英国を世界の方々と共有する場にしたい」とあいさつ。さらにビデオメッセージが流され、ウィリアム・ヘイグ英国外務大臣の「2012年のオリンピックの開催を期待に胸を膨らませて心待ちにしています。英国の様々な魅力を知っていただくため、日本の皆様が英国を訪れるチャンスになることも期待しています」、セバスチャン・コー大会組織委員会会長の「オリンピック26競技、パラリンピック20競技を開催することが私たちの仕事となります。世界の若者達にスポーツに親しんでもらうよう、2012年までに20カ国1200万人の若者にアプローチするプログラムを進めています」とコメントを寄せました。
また日本選手団の事前合宿や人的交流等を行っているイギリス・ラフバラ大学のキャサリン・ウォルシュ副総長代理が「ラフバラ大学は最新の施設が揃うだけでなく、第一線の学者の拠点にもなっています。日本の選手の準備合宿を受け入れることで、パートナーシップを築いていきたいです」とあいさつしました。
また特別ゲストとして、オリンピアンの有森裕子さん(陸上競技・女子マラソン)、パラリンピアンの大日方邦子さん(アルペンスキー)が登場。有森さんは「オリンピックは、頑張ることの大切さや応援してもらえる感動を経験できた場所。アスリートにとってロンドンが最高のパフォーマンスを出せる場所であってほしいと願っています」と話し、大日方さんは「パラリンピアンにとって、イギリスはその原点となった特別な場所。ぜひ多くの人にイギリスを訪れていただき、大会を肌で感じてほしい」と話しました。
また同大会のマスコット、ウェンロックとマンデヴィルを施したケーキに、2人が最後の「目」の飾りつけをして完成させました。ウェンンロックは、ピエール・ド・クーベルタンがオリンピック創設のきっかけとなった村の名前に由来。マンデヴィルは、パラリンピックの先駆けとなった大会が行われた村の名前に由来しています。
続いて行われた交流会では、JOCの竹田恆和会長が「開催準備は順調に進んでいるとのことで、関係者の御努力に深い敬意を表したいと思います。ラフバラ大学では、すでに柔道、ボート、トライアスロンのチームが合宿させていただいており、これからの2年間も様々な競技が遠征させていただく予定で、心から感謝しております。ますます二国間のスポーツ関係を深めていきたいと思います」とあいさつしました。
イギリス・ロンドンで64年ぶりとなる2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックは、2012年7月27日〜8月12日に開催予定です。