2010/06/21
オリンピアンがハイチ大地震支援で募金呼びかけ
今年1月に起きたハイチ大地震に際し、ロンドンオリンピックを目指すハイチの選手などを支援しようと、6月19日に都内で行われたオリンピックコンサートの会場で、オリンピアンが募金活動を行いました。集められた義援金は、JOCと同じくオリンピックファミリーの一員であるハイチオリンピック委員会が推進するオリンピックムーブメント等の活動支援や2012年のロンドンオリンピックを目指す選手支援のために活用して欲しいというJOCの意思を沿えて、JOCからハイチオリンピック委員会に渡す予定です。
オリンピアンらは、「ハイチ大地震オリンピックファミリー義援募金」と書かれた募金箱を手に、コンサートの開始前や終了後、会場の廊下に立ちました。「ハイチ大地震で、練習環境を整えることができない選手がいます。ハイチの選手らへ支援をよろしくお願いいたします」などと、オリンピアン自らが声を張り上げ、募金をつのりました。
この日、募金活動に協力してくれたのは、荻原次晴さん(スキー)、川崎努さん(スケート)、小谷実可子さん(シンクロ)、佐藤寿治さん(体操)、中田久美さん(バレーボール)、吉原知子さん(バレーボール)、米倉加奈子さん(バドミントン)に加え、現役オリンピアンの山本博選手(アーチェリー)、越川優選手(バレーボール)ら9人。観客の皆さんはオリンピアン自らが支援を呼びかける姿に惹かれた様子で、募金箱の前には行列ができるほど。募金後、選手と写真を撮ったり握手をしたりする姿も見られました。
募金は、6月13日に大阪市で行われた「2010オリンピックデーラン大阪大会」の会場でも行われ、大林素子さん(バレーボール)、岡本依子さん(テコンドー)、荻原さん、末續慎吾さん(陸上競技)、田端健児さん(陸上競技)、千葉真子さん(陸上競技)、永富有紀さん(バレーボール)、根木慎志さん(車椅子バスケットボール)らのオリンピアン・パラリンピアンが支援を呼びかけました。
ハイチの選手たちには、大地震に負けることなく、ロンドンオリンピックという大きな目標に向かって努力して欲しいですね。募金にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。