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TEAM JAPAN DIARY

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2010/04/16

平成22年度JOCエリートアカデミー入校式(ムービー付)

4月5日(月)、JOCは東京都北区にある味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)において、「平成22年度JOCエリートアカデミー入校式」を行いました。

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9名の新入生がエリートアカデミーに仲間入りしました(写真提供:フォート・キシモト)

2008年4月からスタートしたJOCエリートアカデミー事業では、オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成するために、JOCと特定の競技団体が合同で、当該競技団体より推薦され選考した将来有望なジュニア選手に対し、味の素トレセンを中心とした環境の中で集中的な指導を行っています。

桜が満開に咲き誇り、新たなスタートに相応しいこの日、レスリング2名、卓球4名、フェンシング3名の合計9名が3期生としてエリートアカデミーに入校。式には、来賓・保護者の皆様や関係者含め約100名が出席。多くの人を前に新入生9名はやや緊張した面持ちで入場しました。

まずはじめに、JOC市原則之専務理事が「エリートアカデミー第3期生として新しい世界に大きく踏み出した皆さんに、JOCを代表して心からお祝い申し上げます。第3期生の皆さんは、第1、2期生の17名とともに、味の素ナショナルトレーニングセンターでそれぞれの競技に打ち込みながら、日常生活、学校生活を送っていくことになります。JOCエリートアカデミー生として、1、2期生とともに、将来を担うチームジャパン候補の一員であることを誇りに、競技や学業に励んでいただきたいと思います。本日ご出席をいただきました、文部科学省をはじめとする各競技関係者の皆さまには、それぞれのエリートアカデミー生がトップアスリートとして、ひとりの日本人として、大きく成長できるよう見守りながら、時には厳しくご指導くださいますようお願い申し上げます」と、JOC竹田恆和会長の主催者挨拶を代読しました。

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JOC竹田会長の挨拶を代読する、JOC市原専務理事
(写真提供:フォート・キシモト)

次に、JOC澤木啓祐選手強化副本部長は「競技力の向上が第一目標ですが、それだけではなく、人間力を向上してください。競技力は、味の素トレセンで生活することによって先輩方の姿から学ぶことができます。そして、学校に通うことによって知識を習得できます。また、登下校時には地域の方たちとのふれあいも育んでいただきたい。それらの経験は皆さんの人間力になります。そして、その人間力は競技力につながるはずです」と、トップアスリートとして品格を培い、人格を形成することの大切さを伝えました。

ここで、第3期生9名が紹介されました。ひとりひとりの名前が呼ばれると、大きな声で返事をして、その場に起立。成長過程の小さな体ですが、背筋を伸ばして堂々と立つ姿からは逞しさを感じることができました。

■入校式の様子 02:59
(エリートアカデミー3期生紹介&歓迎のことば&決意表明)

続いて、文部科学省スポーツ・青少年局競技スポーツ芦立訓課長が「現在、アスリートビレッジでは建物の増築が行われており、長期滞在、長期合宿あるいは生活の拠点をここに置くということを念頭にした、新しいタイプのお部屋を用意しています。是非私たちも環境の充実を考えながら皆さんの応援をしていきたいと思います。保護者の皆さまは、離れた地に子どもたちを預けるということで不安もあろうかと思います。私どもとしても、今年度からアカデミー生の学習あるいはメンタルケアをサポートするための新たな施策を開始したいと思っているところですので、お預かりしたお子様方をJOC、各競技団体とともにバックアップしていきたいと思っております」と、来賓を代表して挨拶いただきました。

また、JOC福井烈選手強化担当理事は、世界で活躍するアスリートが共通して持っている4つの心構えを説きました。「1つ目は“常に全力を出す努力をすること”、2つ目は“感謝の気持ちを持っていること”、3つ目は“我慢強さを持っていること、”4つ目は“負けず嫌いでいること”。自分ひとりでは強くなれません。自分を支えてくれる人がたくさんいることに気づいてください。そしてすべての人たちに感謝を持って、いま自分がやるべきことに集中して、アスリートとして恩返しをしてください。日本、そして世界のスポーツ界を代表するアスリートになってください。我々は心から期待して、心から応援しています」と、激励しました。

エリートアカデミー生を代表して、キャプテンの2期生・久良知美帆選手(フェンシング)からは「これから楽しいことやつらいことがあると思いますが、エリートアカデミーというひとつのチームとして感謝の気持ちを忘れず、オリンピックに向かってみんなで頑張っていきましょう」と先輩らしい歓迎のことばが贈られました。

最後に、3期生を代表して野口凌平選手(フェンシング)が「僕は小さいころからオリンピックに出て金メダルを獲るという目標を持っていました。これからはエリートアカデミー生としての自覚を持って行動し、今まで支えてくださった方々、これからお世話になる方々への感謝の気持ちを忘れずに、目標に向かって日々努力します」と力強く決意表明。

入校式終了後、3期生9名には、自己紹介と一言コメントをもらいました。この4月で中学1、2年生になったばかりの彼らですが、将来オリンピックの舞台でメダルを獲ることを見据えています。JOCは最高の環境と、様々なプログラムにより、スポーツを通し社会の発展に貢献できるアスリートを育成していきます。

■エリートアカデミー3期生による自己紹介ムービー 02:58

エリートアカデミー3期生9名の顔ぶれ

Mukaida_mayu  Otoguro_keisuke  Kakitsuka_masato
ムカイダ マユ             オトグロ ケイスケ          カキツカ マサト
向田真優(レスリング)      乙黒圭祐(レスリング)     硴塚将人(卓球)

Miyazaki_tomo  Ishikawa_rira  Morita_ayame
ミヤザキ トモ              イシカワ リラ            モリタ アヤネ
宮﨑 友(卓球)           石川梨良(卓球)       森田彩音(卓球)

Ogata_minami  Noguchi_ryohei  Mori_chihiro
オガタ ミナミ              ノグチ リョウヘイ           モリ チヒロ
緒方実奈海(フェンシング)   野口凌平(フェンシング)    森 千絢(フェンシング)

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