2010/02/14
桜ほころぶ暖冬のバンクーバー
記録的な暖冬となっているバンクーバーのダウンタウン周辺では、桜の花が咲き始め、市民の目を楽しませています。
今年のバンクーバーでは、1月の最高気温は13度。1月末から2月にかけて、軒並み10度を超える日が続いています。天気予報では、2月19日と21日は、2月の観測至上最高となる17度の予想。一足早い春の到来になりそうです。
海辺ではタンクトップ1枚でランニングする市民の姿も。市内のアイスクリームショップでは、例年以上の売れ行きとのこと。バンクーバーは日本より5〜10度気温が低いといわれているため、日本人観光客は厚手のコートやダウンジャケットを持参していますが、着るチャンスも少なく、フリース一枚で歩いている人も多く見られます。
原因となっているのは、異常気象のエルニーニョ現象。太平洋の海面水温が上昇することで北米や日本が暖冬となるこのエルニーニョ現象が、昨年の夏に始まってから、今年2月になっても続いているそうです。カナダでは最南端の西海岸の町となるこのバンクーバーは、日本以上の暖冬となっています。
暖冬の影響で、サイプレスマウンテンは雪不足に悩まされていますが、世界中から集まった多くの観戦客にとっては、暖かく過ごしやすいオリンピックとなりそうです。 (JOC広報チーム)