創立100周年祝賀式典を開催
日本体育協会と日本オリンピック委員会(JOC)は16日、創立100周年記念祝賀式典を東京都内で開催しました。天皇皇后両陛下ご臨席の下、福山哲郎内閣官房副長官、髙木義明文部科学大臣、国際オリンピック委員会(IOC)ジャック・ロゲ会長、アジア・オリンピック評議会(OCA)シェイク・アハマド会長ら、国内外のスポーツ関係者1241名が出席しました。
創立100周年を記念して盛大に開催された祝賀式典(アフロスポーツ)
天皇皇后両陛下から、創立100周年を迎えた日本体育協会とJOCについて、「両者が交流を深めつつ、互いに助け合い、高め合って、スポーツの発展に力を尽くされることを願います」とお言葉を賜りました。
式典第一部では、奉祝行事として、ロサンゼルス、ソウルオリンピック柔道金メダリストの斉藤仁八段らによる演武「古式の形」が披露され、国内外コンクールで多数の受賞を誇る杉並学院高校合唱部による「若い力」と「オリンピック讃歌」の2曲の合唱が行われました。
第二部では、これまでの日本スポーツ界への貢献と功労を称え、JOC初代会長の堤義明氏をはじめとするスポーツ関係者が表彰されました。
最後には、前日の100周年記念シンポジウムで採択された、今後の日本スポーツの指針となる「スポーツ宣言日本~21世紀におけるスポーツの使命~」が披露され、森喜朗・創立100周年記念事業実行委員会会長から、張富士夫・日本体育協会会長と竹田恆和JOC会長にそれぞれ手交されました。
「スポーツ宣言」を手交する森喜朗氏(右)と竹田恆和JOC会長(フォートキシモト)
祝賀式典終了後にはレセプションが行われ、地元東京のほか、この度の東日本大震災で被災した6県の地酒を用いた鏡割りが、石原慎太郎東京都知事の乾杯発声の下、行われました。また、竹田JOC会長の挨拶にて、2020年夏季オリンピック招致について、東京都より立候補の正式表明を受けたことが報告されました。
レセプションで乾杯の発声を務めた石原慎太郎東京都知事(フォートキシモト)
【関連ファイル】
「スポーツ宣言日本」-21世紀におけるスポーツの使命-(PDF)