創立100周年記念シンポジウムで「スポーツ宣言」を採択
日本体育協会と日本オリンピック委員会(JOC)は15日、創立100周年記念シンポジウムを東京都内で開催しました。1332名が参加した今回の東京会場では、「日本のスポーツ100年~これまでとこれから~」を共通テーマに昨年度、福島、京都、広島の3会場で実施したシンポジウムの集大成として、21世紀におけるスポーツが果たすべき役割について議論されました。
はじめに、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が「オリンピックバリュー」と題した特別講演を行い、次にJOC理事および日本スケート連盟会長を務める参議院議員の橋本聖子氏が、「日本のスポーツ~新たなる挑戦~」と題した基調講演を行いました。
その後、「21世紀のスポーツとグローバル課題への挑戦」をテーマにパネルディスカッションを行いました。パネリストに、鈴木寛(文部科学副大臣)、遠藤利明(元文部科学副大臣)、張富士夫(日本体育協会会長)、竹田恆和(JOC会長)、小谷実可子(オリンピックメダリスト)、菊幸一(筑波大学教授)を迎え、コーディネーター佐伯年詩雄氏の進行の下、3地域でのシンポジウムの成果を踏まえた多角的な議論が繰り広げられました。
これまでの3会場での成果を踏まえて行われたパネルディスカッション(フォートキシモト)
最後には、森喜朗創立100周年記念事業実行委員会会長の取りまとめにより、今後の日本スポーツの指針となる「スポーツ宣言日本~21世紀におけるスポーツの使命~」が採択されました。