長野1998
スキー・アルペン ALPINE
見どころ
滑降(ダウンヒル)
スーパー大回転(スーパーG)
大回転(GS)
回転(SL)
アルペン複合(複合)
滑降(ダウンヒル)は、アルペンスキーのなかで最もスピードとスリルに満ちた種目です。最高速度は男子約130km(女子115km、以下同)、平均時速約10OKm(95Km)にもなり、コースには最低3か所(2か所)のジャンブポイントが設けられます。旗門数は特に決まっていません。
急斜面やコブなどの変化の多いコースで競技を行うため、選手には強い脚力や敏しよう性のほか、勇気や半断力も求められます。競技は1回の滑走タイムで競われますが、選手は本番と同じコース・旗門セットで3日間行われる公式練習に、最低2回参加することが義務づけられています。また、選手は安全のためにヘルメットの着用が義務づけられており、空気抵抗の少ないダウンヒルスーツを着用し、クラウチング(抱え込んだ姿勢)で滑走します。
競技コースは圧雪車で踏み固めるだけの一般のスキー場と異なり、滑走順による不公平がないよう、できるだけ硬いコースに整備が必要です。欧米に比べ気温が高く、雪の粒子が粗い日本などでは硬いバーンづくりは容易ではありません。そのため、従来は雪面硬化剤(塩、硫酸アンモニウムなと)を使用していましたが、最近は環境への配慮からスノーマシンで散水し固めるなどにより対応しています。
長野オリンピックの男子滑降コースは、標高差840m、全長2.998m。3月2日にはこのコースを使用して、男子滑降のワールドカップが開催されます。見どころは、ルッシ'98ジャンプ、フィニッシュ真上のカモシカジャンプなどの、エキサイティングなジャンプがポイント。世界を魅了するレベルの高いレースが期待されます。
複合競技は、同種類または異種類の2つまたはそれ以上のアルペン種目をあわせたもので、たとえば2つの滑降、滑降と回転などの組み合わせなどがあります。
長野オリンピックでは、スピードを追及する滑降と、ターンの技術を追及する回転の合計タイムで競います。
1998年のカルガリー大会から正式種目となり、当初は、滑降と回転(2本)のタイムをポイント化していましたが、リレハンメル大会ではタイムそのものを加算する方式を採用、男子はラッセ・チュース選手(ノルウェー)が3分17秒53で、女子はペルニラ・ウイベルグ選手(スウェーデン)が3分5秒10で優勝しました。
この種目では、選手に、スピードに耐える筋力や持久力と回転の技術が要求されます。複合の場合は、スペシャル種目に比べ、コースの標高差は少なく、旗門のセットも容易であるのが通常です。
(滑降及び回転は、複合の滑降及び複合の回転と区別するため、スペシャル滑降及びスペシャル回転と呼ばれる場合があります)
スーパー大回転(スーパーG)
大回転(GS)
回転(SL)
アルペン複合(複合)
滑降(ダウンヒル)は、アルペンスキーのなかで最もスピードとスリルに満ちた種目です。最高速度は男子約130km(女子115km、以下同)、平均時速約10OKm(95Km)にもなり、コースには最低3か所(2か所)のジャンブポイントが設けられます。旗門数は特に決まっていません。
急斜面やコブなどの変化の多いコースで競技を行うため、選手には強い脚力や敏しよう性のほか、勇気や半断力も求められます。競技は1回の滑走タイムで競われますが、選手は本番と同じコース・旗門セットで3日間行われる公式練習に、最低2回参加することが義務づけられています。また、選手は安全のためにヘルメットの着用が義務づけられており、空気抵抗の少ないダウンヒルスーツを着用し、クラウチング(抱え込んだ姿勢)で滑走します。
競技コースは圧雪車で踏み固めるだけの一般のスキー場と異なり、滑走順による不公平がないよう、できるだけ硬いコースに整備が必要です。欧米に比べ気温が高く、雪の粒子が粗い日本などでは硬いバーンづくりは容易ではありません。そのため、従来は雪面硬化剤(塩、硫酸アンモニウムなと)を使用していましたが、最近は環境への配慮からスノーマシンで散水し固めるなどにより対応しています。
長野オリンピックの男子滑降コースは、標高差840m、全長2.998m。3月2日にはこのコースを使用して、男子滑降のワールドカップが開催されます。見どころは、ルッシ'98ジャンプ、フィニッシュ真上のカモシカジャンプなどの、エキサイティングなジャンプがポイント。世界を魅了するレベルの高いレースが期待されます。
複合競技は、同種類または異種類の2つまたはそれ以上のアルペン種目をあわせたもので、たとえば2つの滑降、滑降と回転などの組み合わせなどがあります。
長野オリンピックでは、スピードを追及する滑降と、ターンの技術を追及する回転の合計タイムで競います。
1998年のカルガリー大会から正式種目となり、当初は、滑降と回転(2本)のタイムをポイント化していましたが、リレハンメル大会ではタイムそのものを加算する方式を採用、男子はラッセ・チュース選手(ノルウェー)が3分17秒53で、女子はペルニラ・ウイベルグ選手(スウェーデン)が3分5秒10で優勝しました。
この種目では、選手に、スピードに耐える筋力や持久力と回転の技術が要求されます。複合の場合は、スペシャル種目に比べ、コースの標高差は少なく、旗門のセットも容易であるのが通常です。
(滑降及び回転は、複合の滑降及び複合の回転と区別するため、スペシャル滑降及びスペシャル回転と呼ばれる場合があります)