ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ セーリング
セーリングからは8種目に参加しますが、全種目、目標は表彰台の中央にあがることです。 前回の第14回アジア競技大会(釜山)でOP男子の金メダリストになった飯束が今回は18歳以下の制限がある420男子で参加しますが、7月にイギリスで開催されたユースワールドで10位の成績はアジア男子ではトップですからアジア競技大会での連覇を目指します。同じくユース代表だった高橋・津ヶ谷組は打倒シンガポールで準備をしてきました。ユース年代最後の戦いで、逆転勝ちをおさめたいものです。 韓国が強い種目が470男子とレーザーですが、飯島は9月に済州島(韓国)で開催されたレーザー級世界選手権で韓国のキム選手を破り、アジアのトップをいくマレーシアのケビン選手にも1点差と肉迫しています。こつこつと積み上げてきた技術を発揮し、レーザーでのアジア初タイトルを目指します。また470男子は韓国のキム組が第13回アジア競技大会(バンコク)、第14回アジア競技大会(釜山)とアジア競技大会を2連覇しています。先に開催されたオリンピックテストイベントでも銀メダルを獲得した強いチームですが、山田・中村組は日本選手の中でも経験豊富なチームで、強風が得意ですから、キム組もやりにくい相手になると思います。非常に厳しい戦いになると予想されますから、山田・中村組は現地入りしてからの最終準備が勝負の鍵を握ります。 OP級はマレーシア、シンガポール、中国とアジア諸国が力を入れている種目で、しかも世界のトップクラスの選手が揃います。女子の小宮は全日本選手権2連覇と、国内では男子にも負けない実力をつけてきましたから、力勝負でぶつかります。勢いがあれば、アジア諸国のトップクラスと互角に戦えます。OP男子も同様に厳しい戦いになりますが、磯崎は独特のコースどりで敵を寄せ付けないレースをしますから、これがアジア競技大会でもひるむことなく発揮できたら道が開けるでしょう。OP男女は自信をもって自分のレースできるかどうかがポイントです。 ミストラル級は日本から女子1種目しか参加しませんが、香港、中国、韓国相手に競り負けずに表彰台にあがることが目標です。大西はアジア勢にこぎ負けない力をつけてきましたから、それが通用するかが見所です。 470女子は前回の釜山で国数がたりなくて実施されず、今回から復活した種目です。近藤・鎌田組は9月に中国で開催された470世界選手権で銀メダルを獲得したチームですから、しっかりマークされてくるでしょう。アジア競技大会の準備をとことんやってくる中国、オリンピックのセーリングでメダルをとることを目標にかかげているシンガポール、女子チームに強化を始めた韓国との優勝争いになりますが、1990年の第10回アジア競技大会(北京)で足立・宇尾組が勝った後、中国に勝てなくて、ずっと銀メダルに甘んじてきたクラスだけに、「今度こそ金メダル」で、がんばります。 セーリングチームは11月22日にドーハに入り、8日間の現地準備をして、大会に入ります。
出場選手からのメッセージ 飯束潮吹選手(420男子):みんなはひとりのために。ひとりはみんなのために。 古谷信玄選手(420男子):アジア圏の同じ世代に、日本に凄い奴がいる!と、思われるようなセーリングをしてきます。 高橋友海選手・津ヶ谷加依選手(420級女子):ユース(イギリス)の大会に続いてアジア競技大会に出場するという2度目のチャンスをいただいたからには、ドーハの海風を味方につけ、このチャンスをものにしたいと思います。また、この大会の為に多くの応援、支援をしてくださった方々への感謝の気持ちをレースで表すことができるよう、頑張りたいです。 飯島洋一選手(レーザー級):小さな頃からアジア競技大会出場を夢見ていましたので、最高の結果が残せるように頑張ります。目標はもちろん金メダル。 山田寛選手・中村健一選手(470男子):全力を尽くしてがんばります! 小宮悠選手(OP女子):広島で開催されたOP全日本で2連覇達成(男女混合)。次はアジアの金が目標です。 磯崎哲也選手(OP男子):全力をつくして戦ってきます。そして勝って帰ってきます。 大西富士子選手(ミストラル級):表彰台目指して、思い切り走ります! 近藤愛選手・鎌田奈緒子選手(470女子):カタールの海に日の丸を!金メダル獲得を目指してがんばります。 |
|