ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ 柔道
今大会に臨む日本柔道代表は、男女ともに各階級に金メダルが期待できる精鋭選手たちを選出しました。この大会の結果が北京オリンピック出場枠争いにも大いに関係しますので、日本同様に各国とも重要な大会として位置づけ、激しい戦いが繰り広げられることでしょう。 アジアには、多くの世界チャンピオンを輩出している韓国、そして2年後にオリンピックを控え強化してきている中国をはじめ、旧ソ連系や中東勢など日本柔道を脅かす国々がひしめいています。“お家芸”の名に恥じぬよう、選手、強化スタッフ一同、一丸となって闘ってまいりますので、皆様のご声援を宜しくお願いいたします。 男子は、9月にフランスで開催されたワールドカップで3連覇を目指したものの五位という屈辱を味わいました。この敗戦を教訓とし、もう一度やるべき柔道を見直し、本大会まで強化を積み重ねてきました。強豪・韓国をはじめ、旧ソ連勢、中東勢の国々と侮れない選手が多い中、ベテランの江種選手、若手成長株の秋本選手、再起に執念を燃やす高松選手、闘志溢れる柔道が魅力の小野選手、世界チャンピオンの泉選手、史上最年少で全日本選手権を制した石井選手、重量級期待の高井選手、棟田選手が、何としてでも勝つという執念を燃やし、自身の持ち味を存分に発揮して金メダルを目指し、ドーハでの熱い戦いに挑みます。 女子は、アテネオリンピック金メダルの谷本選手、上野選手、銀メダルの横澤選手、05年カイロ世界選手権金メダルの薪谷選手、銀メダルの中澤選手といったメダリスト5名と、高校生ながら代表となった中村選手、しぶとい柔道が信条の佐藤選手といった布陣で本大会に臨みます。日本の最大の強敵は北京オリンピックをにらみ強化を進めている中国勢、そして常にライバル関係にある韓国勢。特に中国重量級選手の持つ男子顔負けのパワーに対し、世界チャンピオンの薪谷選手、怪我により本大会を欠場する塚田選手に代わって出場の立山選手がどう立ち向かうかが注目されます。他の階級も北京オリンピックの出場枠をめぐって厳しい戦いが予測されますが、潜在能力の高い日本代表選手たちがアジアの頂点を目指し果敢にチャレンジします。
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