ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ 体操競技
目標は、団体総合・個人総合・種目別で複数のメダル獲得であるが、1974年の第7回アジア競技大会(テヘラン)で初めて体操競技が行われて以来、団体総合で金メダルを獲得したことが無い。また、このテヘラン大会で個人総合金メダルを獲得しているが、それ以降、個人総合での金メダルも獲得出来ていない。従って、男子北京強化本部スタッフと代表選手の心の中では、団体総合と個人総合で表彰台の一番高い所を最大の目標としている。 チームの特徴は、05年世界選手権金メダルの冨田、銀メダルの水鳥を中心として、05年ユニバーシアード競技大会、東アジア競技大会代表の馬場、桑原、05年東アジア競技大会代表の小林、03年ユニバーシアード競技大会代表の芳村といったメンバーでチームを構成しており、今年度世界選手権団体総合、個人総合金メダルの「中国」に戦いを挑む。このメンバーで6種目を見てみると、特に弱いと思われる種目が無いだけに、日本の得意種目の平行棒・鉄棒で高得点を獲得して、是非、世界一の中国に勝ちたいと考えている。
女子 日本女子は今年の10月デンマークで行われた世界選手権大会において、団体12位に入り、来年の世界選手権の団体出場権を手にした。北京オリンピックの切符を手にするためには来年の世界選手権で団体12位に入らなければいけない。 そのためにも今大会はアジアの強豪勢の中で日本がどのような演技・結果を出せるかが重要な試合になる。特に北朝鮮は日本のライバル国で技術的には日本と差があるが、競技力で中国に続き銀メダルを狙いたい。 今大会出場の女子選手は平均年齢が高く、試合経験豊富な選手たちが中心となったメンバーで、6選手中5選手が前回のアジア競技大会(釜山)を経験している。団体総合・個人総合・種目別決勝において複数のメダル獲得を目標に、強敵中国にどこまでせまることができるかが見どころがある。 日本はAスコア(演技の価値点)が他の国に比べると高くないのでBスコア(減点)を高くすることを取り組んできた。その成果が先日の世界選手権大会で評価された。減点の少ない、美しい体操が出来れば前回のアジア大会団体3位の成績を上回ることができるだろう。 個人総合では、日本代表予選会トップ通過の石坂真奈美選手、先日行われた世界選手権大会で個人総合15位に入った黒田真由選手に注目したい。 種目別決勝では段違い平行棒で黒田選手が世界選手権2大会連続で4位という成績を残しているのでメダルの可能性がある。 前回のアジア競技大会では個人総合・種目別決勝でメダルがなかったのでチーム一丸となってメダルを狙いたい。
出場選手からのメッセージ 男子 冨田洋之選手:いつもあたたかいご声援有難うございます。体操競技の冨田洋之です。アジアは世界の中でも体操競技のレベルが高く、今回のアジア競技大会は世界から注目されています。私自身、世界選手権での課題を踏まえ、アジア競技大会に臨みたいと思います。一層のご声援を宜しくお願いします。 水鳥寿思選手:先月の世界選手権では思っていたような結果を残すことができずに、とても悔しい思いをしました。その悔しさをエネルギーに変えて、アジア競技大会では納得のいく演技ができるようにしたいと思います。応援よろしくお願いします。 桑原俊選手:アジア競技大会に向け、日々頑張っています。現在、肩の故障があり、自分のやりたい事、やろうとしている事が何度もできないといった状況にあります。しかし、そのおかげで一回に集中でき、緊張感を持って練習できています。試合での演技は二度はない!日本の国歌が聞けるよう、自分の役割を果たす!チーム一丸となって、笑顔で帰国できるよう頑張ってきます。応援よろしくお願いします。 馬場亮輔選手:自分の持っている力を出すことは勿論のこと、チーム一丸となってアジアの頂点を目指します。皆様の応援が何よりの励みとなりますので宜しくお願いします。 小林研也選手:アジア競技大会に向けてしっかりと調整し、気負わず自分らしい演技が出来るようがんばりますので応援よろしくお願い致します。 芳村裕生選手:集中し、自分の納得のいく演技ができるようにがんばりますので、応援よろしくお願い致します。 女子 日本代表選手一同:チームで力を合わせ、最高の演技ができるようにがんばります。応援よろしくお願いします。 |
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