ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ ビーチバレー
今回のアジア競技大会には男女各2チームがエントリー。目標は、全チームメダル獲得であり、男子は2大会連続の金メダル、女子は1994年の第12回アジア競技大会(広島)以来の金メダルを目指している。 北京オリンピックを2年後に控え、世代交代および大型化を図った中国チームが、男女ともに最大のライバルとなる。20代前半までの選手構成でありながら、世界大会で今季優勝を経験している中国に対し、日本勢は小柄ながらキャリアを活かした緻密なプレーで接戦をものにしたいと考えている。それ以外にも、アジア各国で徐々に強化が図られ、以前にも増して気の抜けないアジア競技大会となることが予想される。 日本チーム男子は、2大会連続金メダルを狙う渡辺聡、白鳥勝浩がパートナーを変更し今大会に望む。渡辺聡は、世界屈指のレシーバーであり175cmという低身長ながら世界と互角に戦う西村晃一とコンビを組み、スキのない守備から相手のミスを誘い出す作戦を展開していく。白鳥勝浩は、アジアのみならず世界の壁に成長中の朝日健太郎とコンビを組み、ブロック、スパイク、レシーブのどの場面においても攻撃的でエモーショナルなプレーを披露。両チームとも技術の高さはもちろんのこと、プレー中の感情表現にも注目し、テレビの前で一緒に戦っている気分で声援を送って欲しい。 日本女子チームは、今シーズン、世界大会でコンスタントに本選に出場している小泉栄子、田中姿子ペアのスピードとコンビネーション、そして、インドアバレーの全日本を経験からくる勝負強さが中国の高さとパワーにどれだけ通用するかが鍵となる。楠原千秋、浦田聖子ペアは、アテネオリンピック経験者の楠原がそれぞれの高さを活かし浦田の思い切りの良さを引き出せるかどうか、そして、アジア競技大会出場決定後、基本練習を見直し個々のレベルアップの成果を発揮できるかどうかが勝敗の鍵を握っている。 今大会、ビーチバレー界初の機能的でファッショナブルな日本代表チームオリジナルユニフォームに身を包む。ビーチバレーはプレーだけなく、ファッションもひとつの見所である。
出場選手からのメッセージ 西村晃一選手:アジアで一番大きな大会で日本代表としてプレーできることを誇りに思います。今大会で、ビーチバレーの魅力、アジア各国とのFriendship、更には世界中にアジアをアピールできるように、一選手として一生懸命戦いたいと思います。応援よろしくお願いします。 浦田聖子選手:アジアのオリンピックと言われる大会に、今回初出場することができてとても光栄です。日本代表というプライドを持ちトップを狙い、この大会で得た経験を更に2年後のオリンピックに繋げていきたいと思います。応援よろしくお願い致します。 |
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