写真:アフロスポーツ
男子の見どころはその身体能力から生まれる高さ、速さ、パワーです。強烈なジャンプサーブは、時速120kmを記録します。低いトスを速く上げて素早くスパイクを打つ速攻(クイック攻撃)は、目が追いつかないほどの速さです。また、2mを超える長身の選手がスパイクを打つ高さは、3.5mにも達し、その打点から、渾身の力でボールを相手コートに叩きつける迫力は圧巻です。
女子は、男子に比べてラリーが続きやすく、1回のプレーが長いのが特徴です。コートに落ちるぎりぎりのボールを拾う、手に汗にぎるプレーの連続から目が離せません。また、粘り強いバレーを支えるリベロにも注目しましょう。守備を専門とするリベロは、どの後衛の選手とも交代することができます。レシーブのスペシャリストとして、1人だけ異なる色のユニフォームを着用するので判別しやすくなっています。
バレーボールがオリンピックの正式競技となったのは東京1964大会。この大会で女子が金メダルを獲得しました。優勝した日本女子チームは「東洋の魔女」と呼ばれその強さが広く世界に知れ渡りました。その後女子はモントリオール1976大会で2個目、男子もミュンヘン1972大会で初となる金メダルを獲得するなど、バレーボールは「日本のお家芸」と呼ばれる競技となりました。1990年代頃からしばらくメダルに届かない状態が続きましたが、ロンドン2012大会で女子が28年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得しました。
■日本チームの有力選手
ブランのコーチ就任以降、男子日本チームは戦略的なサーブ、ブロックとディフェンスの緻密な連携、コートを幅広く使うオフェンスを生命線とするバレーボールを作り上げてきました。これまでは体格やパワーで劣るとされてきましたが、磨き上げられた戦術・戦略と選手個人の技術向上により、世界の強豪国と互角に戦えるところまで成長しました。
山本 智大(リベロ)
ブランが「世界一のリベロの一人」と太鼓判を押す守護神
関田 誠大(セッター)
卓越した状況判断能力とトスワークでアタッカーの能力を最大限に引き出す司令塔
石川 祐希(アウトサイドヒッター)
世界最高峰リーグのイタリア・セリエAで長年キャリアを積み重ねるキャプテン
西田 有志(オポジット)
爆発的な攻撃力で相手コートにスパイクを打ち込むサウスポー
髙橋 藍(アウトサイドヒッター)
リベロ経験もあり、オフェンスだけでなくディフェンスでも抜群の安定感
■他国・地域の有力選手等
ポーランド、イタリア、アメリカ、ブラジル、フランス
■日本チームの有力選手
古賀 紗理那(アウトサイドヒッター)
石川 真佑(アウトサイドヒッター)
■他国・地域の有力選手等
アメリカ、ブラジル、セルビア、イタリア、トルコ
競技初回実施大会 | 東京1964大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | 東京1964大会 |
競技別累計メダル数 |
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