写真:AP/アフロ
縦91.4m、横55mのフィールド上で行われるホッケーは、1チーム11人(ゴールキーパー1人を含む)から成る2つのチームが対戦します。ゴールは直径7.5cmのボールを相手チームが守るゴールへ入れて得点を競うもので、ハンドボールとほぼ同じ大きさです。ゴール前には「サークル」と呼ばれるシューティングゾーンがあり、その中からスティックを使ってシュートされたボールが入ると得点となります。ゴールキーパー以外の選手は手足でボールに触れず、スティックの片面のみを使ってボールをコントロールします。試合中は選手の交代が自由で、同じ選手を何回でも使うことができます。試合は4クオーター制(各15分、計60分)で行われ、より多くの得点を獲得したチームが勝者となります。同点の場合は、相手ゴールキーパーと攻撃選手が1対1で8秒間の攻防を行うシュートアウト戦によって勝者が決定されます。
ホッケーで使われるスティックは最大で737gの重さで、長さは最長でも105cmまでと制限されています。スティックには平らな面と丸い面があり、ボールを扱う際には平らな面のみが使用されます。そのため、ドリブルなどの技術を磨くには、スティックをくるっと回しながら平らな面だけを使うテクニックが必要です。また、平らな面に加えてスティックの側面を使ったプレーも認められており、様々なプレースタイルが展開できます。使用されるボールは、野球の硬球とほぼ同じ大きさ・重さのプラスチック製です。
ホッケーの最も特筆すべき特徴は、ゴール前の半円状のシュートゾーンである「サークル(シューティングサークル)」から打たれたシュートのみが得点とされることです。そのため、サークル内での攻防や戦略が見どころとなります。攻撃側は、ドリブルやパスを駆使して相手ディフェンスをかわし、サークル内にボールを持ち込んでシュートを放ち、得点を奪うことが求められます。一方、守備側はこれをどうして防ぎ、失点を最小限に食い止めるかが試合の鍵となります。各プレーヤーのスティックワークの巧妙な技術や、守備から瞬時に攻撃に転じる展開、そしてチームプレーが、ホッケーの最大の魅力と言えます。
永井 友理
3大会連続出場となる今大会はキャプテンを務めます。さくらジャパンの象徴である献身的なハードワークは、背中でチームを鼓舞します。競技人生の集大成で挑む今大会の、1分1秒まで全力で諦めない彼女のプレーは、必ずや観る方々に感動を与えてくれるはずです。
島田 あみる
MF=中盤の軸で、さくらジャパンのゲームメイカー。彼女のテクニック溢れるドリブルは、ホッケーの醍醐味でもあり、存分にその魅力を味合わせてくれるはずです。オリンピック初出場の日本屈指のテクニシャンが、世界の強豪国にどこまで通用するのか、乞うご期待ください。
狐塚 美樹
攻撃の起点となるサイドDFで、日本人離れしたその身体能力とスピードは、世界トップクラス。どんな時でも、明るく前向きにプレーする彼女の姿は、満開のさくらの如く、観る人を魅了します。いざ、花の都パリでさくらを代表する満開スマイルに注目あれ。
競技初回実施大会 | ロンドン1908大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | ロサンゼルス1932大会 |
競技別累計メダル数 |
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2024年1月1日時点
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