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2024.08.05 イベント

パリのTEAM JAPANとオンラインで交流!「パリ 2024 オリンピックスペシャル企画 in JOM」を開催

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「パリ 2024 オリンピックスペシャル企画 in JOM」を開催(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は7月27日、日本オリンピックミュージアム(JOM)で「パリ 2024 オリンピックスペシャル企画 in JOM」の一環として「オリンピアンと一緒に競技体験&パリ現地 TEAM JAPAN 本部からのオンライン生中継」を開催しました。

 本イベントは、パリ 2024 大会の開催に合わせ、JOMへの来館者がオリンピアンと交流を深める企画です。本イベントにはソルトレークシティー2002、トリノ2006、バンクーバー2010の冬季オリンピックに出場した小口貴久さん(リュージュ)、北京2008の夏季オリンピックに出場した齋藤里香さん(ウエイトリフティング)、長野1998、ソルトレークシティー2002、トリノ2006の冬季オリンピックに出場した勅使川原郁恵さん(スケート/ショートトラック)、北京2008の夏季オリンピックに出場した宮下純一さん(水泳/競泳)が参加し、来場者と交流しました。

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聖火トーチついて説明する小口貴久さん(写真:アフロスポーツ)
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子どもからの質問に答える齋藤里香さん(写真:アフロスポーツ)

 まずはミュージアム2階のEXIBITION AREAでオリンピアンが来館者をお出迎えし、展示紹介や自身の競技経験を踏まえた話題で交流しました。「世界とオリンピック」のコーナーでオリンピックの成り立ちや、オリンピックシンボルにこめられた意味などについて紹介したり、「日本とオリンピック」コーナーで紹介されているオリンピアンの名前を来館者と一緒に探したほか、展示パネルの前や「エンディング」コーナーの表彰台の上で記念撮影を行いました。また、オリンピアンの身体能力に挑戦できる「オリンピックゲームス」のエリアでは、ジャンプコーナーやシンクロコーナーなどでオリンピアンと子どもたちが一緒に盛り上がりました。

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子どもと競技体験を行う宮下純一さん(写真:アフロスポーツ)
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競技体験を見守る勅使川原郁恵さん(写真:アフロスポーツ)

 続いて、企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」が開催されている1階のWELCOME SALONにて、オリンピック実施競技体験が行われました。本企画展は7月26日から8月11日まで開催されているパリ2024大会にあわせて、実施される32競技329種目の魅力を紹介する目的で32競技団体の全面協力の下に開催されているものです。各競技のルールや見どころを紹介するパネルと共に、各競技団体から提供されたアイテムやウェアが展示されており、一部競技の展示品は実際に体験することができるようになっています。アーチェリーやゴルフ、ホッケーやローイングなどの展示品をオリンピアンと来館者が一緒に体験し、アスリートの身体能力や技術の高さを実感していました。

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半井重幸選手(画面内左)と谷本歩実副団長とオンライン中継で交流(写真:アフロスポーツ)

 その後、27日のメインイベントでもある、パリ現地 TEAM JAPAN 本部とのオンライン中継が行われました。オンライン中継前には宮下さんが司会を務め、オリンピアンたちとのトークで会場を盛り上げます。それぞれの注目する競技は何かというトークテーマの際には、齋藤さんは自身の競技であるウエイトリフティングを挙げて「選手がバーベルを持ち上げるときの緊張感と、持ち上がったときの歓声に注目してください」と会場に呼びかけました。また、勅使川原さんは「石川祐希選手と石川真佑選手が兄妹で出場するバレーボールは男女どちらにもチャンスがあるので、ぜひどちらにもメダルを獲得してほしいです」と、小口さんは「自分は長野県という海がないところで育ったので、海で行われるサーフィンに注目しています」と語りました。

 そしていよいよパリ現地 TEAM JAPAN 本部とのオンライン中継が始まりました。まず始めに谷本歩実TEAM JAPAN副団長が中継先に登場。谷本副団長は半日ほど前に開催された開会式について「小雨が降る中でしたが、非常に感動する開会式でした。寒かったですが、参加したみんなが楽しそうに手を振っていました」と、その様子を紹介しました。

 続いて谷本副団長の呼びかけで現れたのはなんとブレイキンの半井重幸(Shigekix)選手。今大会屈指の注目アスリートの登場に、会場からは大きな歓声が上がります。半井選手は旗手として参加した開会式について「雨は降っていましたが船の上は非常に楽しく、みんなでパリの歓迎ムードを味わいました。いよいよ大会が始まったなという気持ちです。自分にとってもブレイキンという競技にとっても初めてのオリンピックですが、そのような大会で旗手を務められて非常に光栄です」と感想を述べました。

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半井重幸選手に子どもたちから質問(写真:アフロスポーツ)

 その後、JOMにいるオリンピアンや参加者からの質問タイムとなりました。勅使川原さんからの「ブレイキンの大会にはたくさん出場していると思いますが、オリンピックの雰囲気はどうですか」という質問に対して、半井選手は「開会式もそうですが普段のブレイキンの大会とは違います。プレイヤーとして競技に向けて準備し、その成果を発揮するという部分は変わりませんが、その前後や選手村といった競技以外の環境は全く違い、大会として特別だと感じます。オリンピック独特の緊張感はありますが、それも含めて特別な経験になると思っています」と答えました。
 また、小口さんから尋ねられた今大会の選手村の雰囲気については「2018年のブエノスアイレスユースオリンピックで選手村の経験があるのですが、そのときとは規模感が全く異なります。当時の選手村は寝泊まりして競技準備するための場所という感じでしたが、オリンピックの選手村は買い物をすることもできるなど、選手が楽しめる場所になっています。また、想像以上に他の国・地域との距離が近いので、海外の選手とピンバッジの交換などの交流をしています」と語りました。
 会場の子どもからの「オリンピックでの目標は何ですか?」という質問に対しては「オリンピックだけではなく、どの大会も1番を目指しています。そしてそれと同じぐらい、大会に向けてやってきたことを全てぶつけるということを大事にしています。金メダルより先に、全て出しきりたいというのが目標です。まずこれができないと、金メダルは獲れないと思っています」と力強く答えました。

 最後に半井選手が「ブレイキンのShigekixとして全力を尽くしたいと思いますし、自分の競技以外も含めたTEAM JAPANの一員として日本中にエネルギーを与えたい、そして日本中の皆さんにTEAM JAPANのことを誇らしく感じてもらえたらと思っています」と今大会の意気込みを語り、イベントが幕を閉じました。

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