わたしたちにできること(夏季競技編)
大気汚染について
私たちは空気を吸って身体に酸素を取り入れ活動しています。特にスポーツをするときは激しい呼吸をする事があります。この生きて行くための、スポーツをするための空気が汚れていたらどうなるでしょう。病気になったりスポーツの記録が出なくなったり楽しいスポーツが出来なくなります。光化学スモッグのように吸うだけで気分が悪くなり健康を害する現象も起きつつあります。空気を清潔に保つ努力も必要ですね。
問題
大気の質の低下が、世界中で切迫した問題です。
一酸化炭素、二酸化窒素、二酸化イオウのような大気汚染物質は、肺に影響を及ぼします。
スモッグは、あなたがしばしば見て、経験できる脅威です。ほとんどの大気汚染物質の主な原因のひとつは、エネルギー、温熱、輸送用に、石炭のような化石燃料、ガスや石油を燃焼させることにあります。
屋内大気の汚染も、選手にとって問題となり得ます。建物やスポーツ施設内に、空気浄化システムが備え付けられていない場合、室内の大気は、直接屋外大気により影響されます。
その一方で、建物が密閉されると、空気が浄化されず、たばこの煙や塗料、クリーニング材や壁紙などからの有毒ガスなどの汚染物質でいっぱいになります。
あなたができること!
以下を実行することにより、化石燃料使用(石炭、ガス、石油)を減らせます。
- ■ 公共の輸送機関を使用する。
- ■ 自転車や徒歩など、自力の手段を使用する。
- ■ 練習や試合に出かける際には、チームメイトと一緒に相乗りする。
- ■ 自家用車に、燃費効率が高い燃料を使う。
- ■ 2分間以上車のアイドリングはしない。
- ■ 使わないときには、エアコン、ヒーター、電気やその他の器具を消しておく。
- ■ 省エネタイプの器具や施設を選ぶ。
- ■ 再生可能エネルギー使用を奨励する。
大気汚染とアスリートにまつわる事実
アスリートであるがゆえに、以下の理由で、大気汚染の非常な危険に曝されています。
- ■ 練習中は、座っている人より平均で10倍以上も多く、呼吸します。
- ■ あなたは、肺のより奥深く、汚染物質を運ぶほど、空気を深く吸い込んでいます。
- ■ ほとんどの場合、練習中は鼻からではなく、口で息をするので、汚染物質を取り除くフィルターの役目をする鼻腔の恩恵を受けていないでしょう。
ご存知でしたか?
1996年オリンピック競技大会中、アトランタにおける大気の質は、通常は、自家用車で移動をするアトランタ市民が、公共の交通機関を利用したため、いつものその時期に比べ30〜50%以上もよかったのです。