シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
女子ピストル25mで、福島選手が5位。ボートの長谷選手/武田選手のペアが、決勝進出の快挙
ソウル・オリンピックで銀メダルを獲得したベテランの福島實智子選手が、22日、ライフル射撃女子ピストル25mで5位に入賞。結婚を経て引退、8年のブランクの後に復帰しての入賞に「やるだけのことはやってきました」と、さわやかな笑顔を見せた。福島選手は、「射撃は続けるが、これからは射撃だけでなく、残りの人生も満喫したい」と、今後は国際大会には出場せず、国内大会を中心にやっていく意向を表明している。一方、アトランタ五輪で不振に終った稲田容子選手も、7位入賞を遂げ、前回の雪辱を果たした。
またボート男子軽量級ダブル・スカルで、大会序盤から好タイムを挙げて注目を浴びていた長谷等選手/武田大作選手のペアが準決勝で3位に食い込み、24日の決勝へ駒を進めた。
レースは激しい競り合いとなり、最初の1500mは3位と4位の間を行ったりきたりしていた日本ペアだが、最後の500で猛烈にスパートをかけ、1位から落ちて来たギリシャを追い抜いた。思わずガッツポーズを作ったふたりは「決勝はがつんといきます」と闘志を燃やす。日本勢のボートでの決勝進出は、オリンピック史上初。
武田大作選手コメント:
「決勝に進み、うれしい。ただ3位での通過にはいまいちだと思う。決勝においては、全力でメダルを目指したい。」
長谷 等選手コメント:
「なにより、決勝へすすめてうれしい。決勝はより効率の良いテクニックでもって最高の漕ぎをしたい。そうすればよい結果は出ると思う。 」
吉田理子選手コメント:
「果敢にアタックし続けた2000メートルだった。結果はCファイナルになってしまったけれど、最後まで全力で挑戦!! 」
岩本亜希子選手コメント:
「最後までがまんして、粘って、あきらめないレースをしたい。」