シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
疑惑の"有効"で篠原選手銀メダル。山下選手は劇的な銅メダル獲得
柔道男子100kg超級決勝で、篠原信一選手がドイエ選手(フランス)の内股をすかし、ドイエ選手が先に背中を畳につけるようにして倒れた。ほぼ同時に落ちたものの、皆が勝利を信じた瞬間、出た判定はドイエ選手の有効。日本柔道関係者は、掲示の間違いだと思ったという。しかしこれは現実だった。
篠原選手は「感想も何もない。弱いから負けた」と潔い言葉を残したが、疑惑をぬぐいきれないフィナーレだった。
一方女子78kg超級の山下まゆみ選手は、3位決定戦の終了直前に大外がりで1本を取り、劇的な勝利で銅メダルを獲得した。