シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
女子柔道52kg級で樽崎教子選手、銀メダル獲得。水泳は男子女子ともに決勝進出。
女子柔道52kg級で、アトランタ銅メダリストの樽崎教子選手が決勝に進出、金メダルに挑んだ。決勝の相手は、キューバのレグナ・ベルデシア選手。試合開始直後に大外狩刈りで技ありを取り、皆が勝利を頭に思い浮かべ始めたとき、相手の背負い技を受けようとして転がされ、一本の判定で、手中にしたはずの金が指の間から零れ落ちた。この晴れ舞台のため様々なトレーニングを積んで準備して来た楢崎だけに、くやしさを隠し切れない様子だったが「練習した結果がこれなら受入れるしかない。精一杯やって負けた」と言葉は潔かった。
また水泳男子100m平泳ぎの北島康介選手は、決勝で、接戦の末惜しくも4位。しかし、こちらも「納得のいく泳ぎはできた」と結果を受入れた。試合は選手ほぼ全員が一直線上に並ぶデッドヒートとなったが、北島選手は"自分の泳ぎに集中していたので、何も見えなかった"という。また女子100m背泳ぎでは、大西順子選手と中村真衣選手が、共に、危なげなく決勝進出を決めた。