シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
サッカーは中田英寿、稲本潤一両選手のゴールで日本2勝!
9月17日、前夜金メダルを獲得した柔道48kg級田村亮子選手と60kg級野村忠宏選手がオリンピックパークメインプレスセンターにおいて記者会見を行い、現在の心境や今後の目標などを語った。
鍵となったのは、やはり中田英寿選手だった。堅固なスロバキアの守りになかなか突破口を開けない日本だったが、その均衡を破ったのは、67分、ドリブルで突っ込む三浦淳宏選手と、高原直泰選手の動きにデフェンスがひきつけられた隙をつき、飛び込むようにしてヘディングで押し込んだ中田英寿選手の先制ゴールだった。
これで勢いに乗った日本は、74分にも、ゴール前に送られたパスを稲本潤一選手が決めて2-0とリード。83分にポラジク選手に1点を許したものの、守るところはしっかり守り、前回同様組織力のあるサッカーで勝利をもぎ取った。
本当ならこれで予選リーグ突破が決まるところだったが、対日本戦でもかなりの攻撃力の高さを見せた南アがブラジルを3-1で破ったため、リーグのトップ2はまだ確定せず、準決勝進出は、第3戦目の対ブラジル戦の結果次第となった(2敗チームはスロバキアだけ)。さらに、中田英寿選手は2枚目のイエローカードとなったため、この大切なブラジル戦に出られないことになってしまった。
しかし、この2勝で、チームの士気は高まり、グループのトップに立った日本は、20日、ブリスベンに居を移して強豪ブラジルに挑む。