アテネ2004
日本代表選手団結団式・壮行会
- 日 時:平成16年7月24日(土)
- 会 場:東京プリンスホテル「鳳凰の間」
平成16年7月24日(土)、東京プリンスホテル「鳳凰の間」において、皇太子殿下ご臨席のもと第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)日本代表選手団結団式が行われた。
結団式には選手団380名、来賓、JOC関係者、選手団家族、チームがんばれ!ニッポン!会員、スポンサー、報道関係者約1,100名、計1,480名が出席した。
結団式は、ソプラノ歌手森麻季さんによる国歌斉唱で始まった。
続いてJOC堤義明名誉会長からの主催者挨拶の後、日本代表選手団全員の顔写真が次々とモニターに映し出された。
日本を代表する選手となるため最大の儀式ともいえる団旗授与では、まず堤名誉会長からアテネ大会の日本代表選手団団長を務めるJOC竹田恆和会長に団旗が預けれられた。続いて選手団主将、柔道・井上康生選手の介添を得た旗手、レスリング・浜口京子選手が竹田団長からしっかりと団旗を受け取った。これで、いよいよ日本代表選手団全員が一致団結して戦う準備が整った。
続いて皇太子殿下から日本代表選手団にお言葉を頂いた。
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殿下は退席の際に浜口、井上両選手にお声をかけられ、握手をされた。
後に行われた記者会見で、その時どんなお言葉を頂いたのかという記者の質問に、「旗手を頑張ってください」(浜口選手)、「体調に気をつけて頑張って下さい。見守っています」(井上選手)ということだったとそれぞれ答えた。このお言葉は、日本代表選手団一人ひとりに頂いたもの。
会場の全員が殿下の温かいお気持ちに触れた瞬間だった。
文部科学省・河村建夫大臣、ギリシャ共和国特命全権大使キリアコス・ロドゥサキス閣下からの日本の代表選手団への祝辞に続き、日本代表選手団竹田団長が、JOCは選手312名、役員201名、総勢513名を編成し、26競技にチーム・ジャパンとして挑む。世界各国の精鋭が集う最高の舞台で、日本代表選手として世界に挑む姿と活躍は国民を魅了し、次世代を担う子供達に夢を与え、明るく活力に満ちた社会の形成にも貢献することを確信しているという主旨の挨拶を行った。
式典は主将の決意表明で終了した。
井上康生主将の決意表明
「わたくしたちは、オリンピック発祥の地、アテネで開催される第28回オリンピック競技大会に日本代表選手として参加することを誇りとし、自分の力を信じ、栄光を勝ち取る決意のもと大会へ挑むとともに、各国選手との友好を深め、世界平和に貢献できるよう努めることを誓います」