アテネ2004
オリンピック・スポーツ&アート・コンテスト2004
「2004 Olympic Sports & Art Contest」とは
国際オリンピック委員会は、第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)の開催を祝い、各NOC(国内オリンピック委員会)に呼びかけ、「スポーツ&オリンピズム」をテーマとした芸術作品を募集し、厳正な審査を経て優秀作品を表彰。その作品は、スイス・ローザンヌにある「オリンピックミュージアム」に展示されます。
この度、JOC(財団法人日本オリンピック委員会)と日本スポーツ芸術協会が主催となって国内選考会を実施し、応募総数79点の中から、金賞1点、銀賞4点、銅賞15点の合計20点が入賞しました。最優秀作品である金賞受賞作品は、IOC本部に送付され国際コンテストに参加します。審査は2004年3月にローザンヌで実施され、翌4月に発表されます。
実施概要
タイトル | IOC(国際オリンピック委員会)文化プログラム 「オリンピック・スポーツ&アート・コンテスト2004」国内選考会 |
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応募期間 | 2003年7月24日〜10月31日 |
テーマ | 「スポーツ&オリンピズム(オリンピックの精神)」 |
応募資格 | 日本国籍を有する者(プロ、アマを問わない) |
応募総数 | 79点(64名) |
審査員 |
審査委員長 遠藤 友麗(聖徳大学教授、元文部科学省視学官) 審査委員 竹田 恆和(財団法人日本オリンピック委員会委員長) 審査委員 山﨑 浩子(JOCアスリート委員、新体操オリンピアン) 審査委員 小野 清子(日本スポーツ芸術協会会長、参議院議員、国務大臣国家公安委員長) |
入賞 | 金賞 1点、銀賞 4点、銅賞 15点 |
金賞受賞作品 |
作品名:「GOAL」 画法:パステル 作者氏名:伊藤 美知代 生年月日:1956年2月10日(47歳) 住所:愛知県稲沢市 職業:グラフィックデザイナー |
入賞作品一覧
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受賞者一覧
作品名 | 作者 | 性別 | 年齢 | 職業 | 住所 | |
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金賞 | GOAL | 伊藤美知代 | 女 | 47 | グラフィックデザイナー | 愛知県稲沢市 |
銀賞 | 情熱が降ってくる | 岸本志穂 | 女 | 44 | 大学院生 | 東京都世田谷区 |
時を越えたテープ | 勝木繁昌 | 男 | 29 | 美術家 | 香川県木田郡 | |
SPRINT | 尾中哲夫 | 男 | 46 | イラストレーター | 京都府京都市 | |
SWIMMING(舞) | 青柳史明 | 男 | 52 | 会社員 | 福岡県北九州市 | |
銅賞 | 勇躍 | 伊藤敦子 | 女 | 41 | 画家 | 東京都西東京市 |
Spiritual Gold | 秋山洋介 | 男 | 22 | 大学院生 | 兵庫県川西市 | |
電光掲示板の記録 | 岡本武紫 | 男 | 64 | 画家 | 愛媛県新居浜市 | |
ヴィバ・アスリート | 廣田雷風 | 男 | 56 | 画家 | 神奈川県藤沢市 | |
勝利の風 | 渡邉将彦 | 男 | 27 | 会社員 | 岐阜県中津川市 | |
走者の戦い | 信太啓良 | 男 | 55 | 無職 | 東京都文京区 | |
氷の風 | 畠山まあ子 | 女 | 56 | 主婦 | 神奈川県鎌倉市 | |
Splash! | MCクリスティ | 女 | 40 | イラストレーター | 長野県長野市 | |
躍動 ENERGY | 豊増秀男 | 男 | 72 | グラフィックデザイナー | 福岡県福岡市 | |
Love & Peace | 松本理佳 | 女 | 39 | グラフィックデザイナー | 東京都足立区 | |
泳者(およぐもの) | 秦貴一郎 | 男 | 51 | 自由業 | 沖縄県那覇市 | |
SPORTSMANSHIP | イソダヒデノリ | 男 | 53 | 彫刻家 | 大阪府大阪市 | |
Fight! | 西原啓子 | 女 | 37 | 主婦 | 埼玉県日高市 | |
ROAD〜勝利へ〜 | 日笠芽久美 | 女 | 17 | 高校生 | 香川県木田郡 | |
ランナー(RUNNER) |
島映子 | 女 | 57 | 美術家 | 東京都文京区 |
※タイトルをクリックすると作品をご覧いただけます。
※日本スポーツ芸術協会ホームページでも入賞作品を紹介していますので、ご覧ください。
講評
今回のコンクールには高校生の作品群を含め、年齢層も職業も幅広い層から応募があり、それらの作品はそれぞれに優れた個性と表現力を見せていた。日本の伝統的な表現によるものや水墨、油性やパステル、抽象・写実とそれぞれに独特の表現方法があり、オリンピックの様々な競技のようである。上位に選抜された作品はいずれもレベル・質ともに高く、どれが最高位に選ばれてもおかしくないほでであった。正に競技のように僅差であった。
金賞受賞作品は、各選手が競い合い自己表現を果たした姿が軽快なタッチとパステルの淡く美しい色彩で構成的に表現されている。女性的なセンスの溢れる秀作である。
(審査委員長 遠藤友麗)
入賞作品発表展
期日 | 2004年1月14日(水)〜2月1日(日) |
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会場 |
国立競技場内「秩父宮記念スポーツ博物館」特別展示場 東京都新宿区霞ヶ丘10 Tel:03-3403-1159 JR千駄ヶ谷駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線国立競技場駅徒歩2分 9時30分〜16時30分(入館受付16時まで)/休館日 第2/第4火曜日 |
※尚、国内選考会の表彰式は1月中に実施する予定です。
IOC国際コンテスト
審査 | 2004年3月にローザンヌにて実施 |
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発表 | 2004年4月 |
賞 |
金賞 1点 US$30,000と賞状 銀賞 1点 US$20,000と賞状 銅賞 1点 US$10,000と賞状 佳作 5点 賞状 |
展覧会 | 2004年4月〜6月 ローザンヌ/オリンピックミュージアム |