ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ トライアスロン
オリンピック初のシドニーでは無我夢中でしたが、アジア競技大会では勝利を義務付けられての参加といえます。 近年、各国のレベル向上は著しいものの全体としては日本が優勢といえます。女子のライバル中国には、アジア選手だけのレースでは負けたことがありません。一方、男子ではカザフスタンに苦戦をしいられています。今年8月に中国で開催されたアジア選手権では、女子1位の上田藍ほかメダルを独占、男子はカザフスタンのエース不在ながら田山寛豪がぶっちぎりの優勝を果たしています。 男子は、世界チャンピオン経験のカザフスタン、ドミトリー・ガーグそしてダニル・サプノフの最強メンバーが出場します。日本の戦略は、スイムに強い田山と山本良介が、バイク終了まで余力を残し優位な状況に持ち込むことです。いずれにしても紙一重の勝負が予想され、最後の瞬間まで目が離せない好勝負が期待されます。 女子では、水泳に強く走力を増す中国のシン・リンそしてワン・ホンニが最大のライバルです。元実業団のマラソン選手、関根明子そして世界選手権12位と善戦した上田藍はランのスピードに定評があります。スイムで若干の出遅れがあっても、バイクで追いつくことは容易に予想できることです。 中国はナショナルチーム体制で北京オリンピックに向け、国家レベルの強化を図っ ています。どのような秘策を繰り出してくるか不安はあるものの中国選手をランで 振り切った日本選手同士の競い合いから、金銀のメダル獲得は目前といえます。 "勝てる勝負"といわれるがゆえのプレッシャーを集中力に変え、時の運を味方に つけた日本選手の雄姿にご期待ください。
出場選手からのメッセージ 田山寛豪選手:アジア競技大会種目として、初めてトライアスロンが採用され、その記念すべき大会に参加できることを光栄に思います。この大会に出場できるまでに自分を育ててくれた、テイケイ株式会社。スポンサーの皆様。地元大洗町の皆さん。スタッフ、メカニック、トレーナー等々。応援していただけるたくさんの方々の思いを心に刻み力に変え、日本人の誇りを胸に、一番高い表彰台を獲得するため、大会当日までの一日一日を大切に過ごします。応援よろしくお願いします! 山本良介選手:全国トライアスリートのみなさん、こんにちは。12月にカタール・ドーハで開催されますアジア競技大会に日本代表選手として出場致します。日の丸を背負って走れることを誇りに思い、自分らしいレースをしてきたいと思っております。苦しいときは日本のみなさんからのご声援が力になりますので、12月8日はドーハへ向けてパワーを送ってください。みなさんのご声援を力に変え、メダルを獲得してきます。 上田藍選手:トライアスロン競技がアジア競技大会の正式競技として初めて採用された記念すべき大会に出場出来ることを嬉しく思います。競技が実施される12月8日には、表彰台の一番高い場所に自分が立っているようにイメージをしながら、日々トレーニングに励んでいます。日頃から応援して頂いている全ての皆様からの「想い」を力にかえて、ドーハの大地を駆け抜け、勝利のメダルを掴んできます。笑顔の帰国を楽しみに待っていて下さい。 関根明子選手:日ごろより応援してくださっている皆さん、また全国のトライアスリートの皆さんこんにちは!12月8日・・・トライアスロン競技が初めてアジア競技大会に参加します。私たちトライアスリートにとって、この歴史的瞬間に参加できる事を大変光栄に、また強く責任を感じております。皆さんの代表として、日の丸を胸に精一杯頑張ってきますので、応援よろしくお願いいたします!!! |
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