ドーハアジア大会
第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)
みどころ 飛込み
アジアの強国・中国を中心にマレーシア、北朝鮮、韓国との上位争いになると考えられる。 その中で我が日本飛込チームはエース寺内健選手(JSS宝塚)を中心にベテラン勢と中高生の若手をバランスよく編成した布陣となった。2008年の北京オリンピックを見据えて、上位入賞を目指すベテラン勢に加え、若手選手の躍進に期待し今大会に臨むものである。従って今回のチーム目標はメダルの獲得3種目、全員8位以内入賞を掲げている。 個人種目の注目は3m男子飛板に出場する寺内健選手である。前オリンピックの時よりも種目の難易率を更に上げて大会に臨んでいる。特に307C(前逆宙返り3回半抱型)の安定性が大きなポイントとなるであろう。十分中国勢と互角に戦えるものと考えている。 また、3m女子飛板飛込に出場する西井亮子選手も虎視眈々と上位を狙っている。やはり、中国勢にいかに食い込めるかがポイントとなり、助走の安定性が課題となる。2006年度のFINAワールドカップでは堂々の5位入賞を果たしており、自信を持って挑戦できると思われる。 女子高飛込では、中川真衣選手・浅田梨沙選手に焦点を当てたい。特に中川選手はワールドカップで350点台を出す実力を備えており、中国勢と互角に戦えると予想される。更に山下美紗子選手と組んでいる女子高飛込シンクロナイズドダイビングではワールドカップ準優勝の実績を誇っており、「丁寧さ」を武器に今大会でもその力が発揮されることを期待したい。 北京オリンピックを見据えて各国その準備に余念がない。今大会はオリンピック開催国の中国とどの程度戦えるかが、重要な課題である。そのためにもコンディショニングやモチベーションなどの心身の充実を図り、普段の演技を大舞台で発揮することが最も重要であると考える。
出場選手からのメッセージ 日本代表選手一同:目標である、メダル獲得、全員入賞が果たせるように、精一杯がんばりたいと思います。応援よろしくお願いします。 |
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