写真:AP/アフロ
1人がゴールキーパーとして自陣ゴールを守り、6人がドリブルやパスを駆使して相手ゴールを目指すという要素はサッカーと類似しています。ボールを足で扱うことや、持ったまま3歩以上歩くことが禁止され、1人の選手がボールを扱う時間には制限があり、交代には制限がないなどのルールは、バスケットボールに近い特徴を持っています。ハンドボール独自の要素としては、ゴールから6mのゾーンにはゴールキーパーしか侵入できないという制約や、シュートはこのゾーンの外から行う必要があるルール、そして体の正面からの接触が認められるため、格闘技に似たボディコンタクトが見受けられる点などが挙げられます。
ハンドボールは、チームスポーツの楽しさと特有のダイナミズムが見事に調和した魅力的なスポーツです。ゴール前6mのエリアはゴールキーパーの専用領域であり、シュートはこのエリアの外または内からジャンプして放つ必要があります。遠くのゴールにボールを投げ込むためには相当な力と勢いが必要であり、選手がジャンプしながら全身のエネルギーを活かしてシュートを放つ瞬間のダイナミックなジャンプ力や滞空時間には感動します。さらに、得点後は3秒以内に試合を再開する必要があるため、迅速な展開が見どころの一環となっています。時折、ゴールキーパーが自陣から相手ゴールを狙ってスリリングなロングシュートを放つ瞬間もあり、一瞬たりとも試合から目を離すことができません。
男子はミュンヘン1972大会を含み5大会、女子はモントリオール1976大会以降2大会に出場しています。モントリオール1976大会における男子9位、女子5位がオリンピックでの最高成績となっており、メダルの獲得はまだありません。東京2020大会でも男子11位、女子12位という結果でしたが、2023年に開催されたパリ2024アジア予選にて、男子が9大会36年ぶりとなる自力での出場権獲得を達成しました。
競技初回実施大会 | ベルリン1936大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | ミュンヘン1972大会 |
競技別累計メダル数 |
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2024年1月1日時点
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