写真:青木紘二/アフロスポーツ
スケルトンのそりは、ランナー(滑走部)と、選手が乗るシャーシー(本体)からなる極めてシンプルな構造をしています。このそりは、競技が始まった当初、その骨組みだけで作られていたことから、英語で骨格や骨組みを指す「スケルトン(skeleton)」と名付けられたと言われています。
スケルトンのそりにはハンドルやブレーキがなく、選手は腹這いになってそりに乗り、重心移動でそりを操ります。スタート時にはそりに備わるサドル部分を握り、氷上を全速力で押して加速させ、最高速度に達した瞬間に、前方に飛び込むようにしてそりに飛び乗ります。滑走タイムの善し悪しは、スタートダッシュの速さ、コースのライン取り、空気抵抗の少ない滑走フォーム、そして使用する装備によって決まります。
そり及び競技用用具を含む選手の総重量は男子は120kg、女子は102kgと制限されています。また、そりの重量の上限は男子は45kg、女子は38kgを超えてはなりません。男女とも1日2回、2日間で4回滑走し、合計タイムで順位を争います。最後の4回戦に進めるのは、3回戦までの合計で上位25位タイまでの選手となります。競技の滑走順は早い順番ほど氷の状態が良く有利になるため、スタート順を決めるためのシードシステムが採用されています。
競技初回実施大会 | サンモリッツ1928冬季大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | ソルトレークシティー2002冬季大会 |
競技別累計メダル数 |
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2024年1月1日時点
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