第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深セン)結団式を実施
中国・深センで8月12日から23日まで開催される第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深セン)の結団式が7日、都内のホテルで行われました。
式典は国歌斉唱の後、主催者を代表して日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長が、「中華人民共和国では2001年の北京大会以来、10年ぶりとなる夏季ユニバーシアード競技大会が、経済発展の著しい深セン市にて開催されます。JOCでは塚原光男団長をはじめとする総勢507名からなる日本代表選手団を派遣することとなりました。栄えある選手団の一員に選ばれた選手の皆様には心からお祝いを申し上げます。また皆様には学生代表として相応しい行動を心掛けるとともに、今大会での経験が来年ロンドンにて開催される第30回オリンピック競技大会に繋がるよう、自己の持てる力を精一杯発揮していただくことを期待します」と挨拶しました。
続いて、日本代表選手団の塚原光男団長、粟野靖浩主将(柔道)、酒井志穂旗手(水泳/競泳)、各競技の選手団を紹介。団旗授与では、常陸宮殿下よりご下賜の団旗が竹田会長より塚原団長へ、塚原団長より粟野主将介添えのもと、酒井旗手へ手渡されました。
来賓の鈴木寛文部科学副大臣からは、「これまでユニバーシアード競技大会に出場した多くの選手が、その後オリンピックや世界選手権などで活躍しており、ロンドンオリンピックを来年に控え、また2020年の東京オリンピック招致が期待される中、国民が皆様の戦いに大変注目し、大きな期待を寄せています。これまでのトレーニングの成果が存分に発揮できるよう体調管理にも留意し、日本代表としての誇りを胸に力の限り戦って下さい。また、ユニバーシアード競技大会は学生スポーツの世界の祭典であります。この機会に世界の仲間と技を競い合うとともに親睦を深め、スポーツを通じた国際親善にも大いに貢献されることを期待します」と、激励の言葉が贈られました。
日本代表選手団を率いる塚原団長は、「この度、団長を拝命したことを光栄に思うとともに、その重責を痛感しております。今大会は過去最多となる19競技306種目が実施され、日本代表選手団は選手337名、役員等170名の総勢507名で大会に挑みます。選手諸君は一人一人が全力を尽くし競技に挑むとともに、行動規範を遵守し日本代表選手団として恥じることのないよう行動しなければなりません。大会期間中は競技の枠を超えて情報交換を活発に行うとともに、日々の挨拶を欠かさず行うように心掛けて下さい。また参加各国・地域の選手団と積極的に交流し、異国の文化に触れ、国際交流を通して日本の文化や伝統を再認識し、将来世界に通用する国際人として成長することを期待しています」と挨拶しました。
最後に粟野主将が酒井旗手とともに壇上に上がり、「私たちは第26回ユニバーシアード競技大会の名誉ある日本選手団としての誇りを持ち、チームジャパンとして一丸となり大会に臨みます。また参加各国との国際親善を深めるとともに、行動規範を遵守し大会に参加することを誓います」と決意を表明しました。