ロンドンオリンピック開幕1年前記念イベントを開催
2012年のロンドンオリンピック・パラリンピック開幕までちょうど1年となった27日、東京都内の駐日英国大使館で記念イベントが開催されました。
イベントに参加した卓球の石川佳純選手(右)と車いすアスリートの土田和歌子選手。
中央はこの日披露されたカウントダウンクロック(アフロスポーツ)
地理的条件により、日本の大使館が1年前記念イベントを世界で最初に開催することなどから、「Be 1st in London」というテーマのもと行われ、デーヴィッド・フィトン駐日英国臨時代理大使の歓迎の挨拶の後、セバスチャン・コー大会組織委員会会長とボリス・ジョンソン・ロンドン市長からのビデオメッセージが上映されました。
ロンドン市長からのビデオメッセージも上映された(アフロスポーツ)
続いて、日本オリンピック委員会(JOC)の塚原光男理事が「ロンドンオリンピックに向けた期待と今後」、日本パラリンピック委員会の中森邦男事務局長が「イギリスとパラリンピック - パラリンピックの発祥の地へ」というテーマで、それぞれ特別講演を行いました。講演の中で塚原理事は、自身作詞作曲の「ガンバレ日本 一つになろう」の楽曲を披露しながら、ロンドンオリンピックに向けた選手の現状を説明し、「日本代表選手団はチームジャパンとして一つになって戦っていく必要がある」と訴えました。
その後、すでにロンドンオリンピック出場権を獲得している卓球の石川佳純選手と、夏冬両方のパラリンピックで金メダルを獲得している車いすアスリートの土田和歌子選手によるトークセッションが行われました。石川選手は初めてのオリンピックに向けて、「あと1年、後悔のないように一日一日努力して、メダル獲得を目指して頑張りたい」、昨年のロンドンマラソン車いす女子の部で優勝した土田選手は、「ロンドンは縁起がいいので頑張りたい。ぜひ一度観戦して、その迫力を見てほしい」とそれぞれ大会への意気込みを語りました。
トークセッションのテーマは「あなたにとってのロンドンとは?」(アフロスポーツ)
トークセッション終了後、開幕500日前にロンドンのトラファルガー広場に設置されたカウントダウンクロックの縮小版が石川、土田両選手の除幕により披露され、開会式までの時を刻み始めました。
またイベント後半には、JOC市原則之副会長兼専務理事による乾杯の音頭にて、参加者によるイングリッシュサマーガーデンパーティーが催されました。