「オリンピックチャリティーコンサート がんばれ!ニッポン!」を開催
JOCは6月12日に、今回で15回目を迎えるオリンピックコンサートを、東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーコンサートとして、『がんばれ!ニッポン!』を合言葉に東京・渋谷区のNHKホールにて開催しました。
オリンピックの名場面とクラシック音楽が融合したオリンピックコンサート(アフロスポーツ)
冒頭、総勢67名のゲストアスリートと共にステージに登壇した竹田恆和JOC会長から、本コンサートへご参加頂いた方々への感謝の気持ちと、東日本大震災被災地の一日も早い復興への想いが述べられました。
竹田会長と総勢67名のゲストアスリートが揃って登壇(アフロスポーツ)
また、トークゲストとしてフィギュアスケートの浅田真央選手と髙橋大輔選手が登場し、チャリティー演技会を通じた支援活動や、3年後のソチオリンピックに向けた意気込みなどを語る場面も。2012年のロンドンオリンピックに向けては、柔道の穴井隆将選手が登場し、オリンピックに対する想いや今後の抱負を語り、イギリスの作曲家エルガーの代表曲、「威風堂々」第1番ニ長調で第一部が終了しました。
トークゲストで登場した浅田真央選手と髙橋大輔選手(アフロスポーツ)
オリンピック讃歌の演奏とコーラスの歌声のもと第二部がスタート。その後、「平成22年度JOCスポーツ賞」の授与式が行われ、各受賞者に竹田会長からトロフィーが授与されました。受賞者については以下の通りです。
最優秀賞:吉田沙保里選手(レスリング)
優秀賞:内村航平選手(体操)
杉本美香選手(柔道)
松田知幸選手(ライフル射撃)
新人賞:飯塚翔太選手(陸上競技)
特別功労賞:全日本女子バレーボールチーム(14名の対象選手のうち、井野亜希子、井上香織、木村沙織、栗原恵、佐野優子、山口舞の6名が出席)
北本忍選手(カヌー)
※特別功労賞の卓球女子日本代表は海外遠征のため欠席。
JOCスポーツ賞授与式でトロフィーを受け取る最優秀賞の吉田沙保里選手(フォートキシモト)
懐かしい映像と音楽で構成された第二部のフィナーレでは、全ゲストアスリートが揃って登場し、メキシコ・ミュンヘン・モントリオールオリンピックの3大会で、体操団体3個、個人2個の金メダルを獲得した、塚原光男氏が作詞作曲した「ガンバレ日本 一つになろう」を大合唱。被災地の復興を願いながら、歌詞にある「がんばれ!ニッポン!」を観客と一緒に幾度と唱え、場内が一体になりました。そして最後は「ラデツキー行進曲」(シュトラウス父)が勢いよく奏でられ、2011年のオリンピックチャリティーコンサートは明るい希望の光に包まれて閉幕しました。
「がんばれ!ニッポン!」のコールで会場が一体に(フォートキシモト)
今回のコンサートでは、会場ロビーにてゲストアスリートによる募金活動が行われました。ご来場いただいた皆様のご厚意により集まりました募金と、入場料収益の合計6,999,187円は、日本赤十字社を通じて被災者の救援に役立てます。
会場ロビーで行われたゲストアスリートによる募金活動(フォートキシモト)